パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で7月13日から、特別展マンモス「YUKA」が開催される。
2010年にシベリアの永久凍土から発見された3万9000年前のYUKA(ユカ)は、全長約3メートルのメス(10歳)のマンモス。豊かな体毛に覆われ全身がほぼ完全な状態で、見つかったマンモスとしては世界最大級。ロシア連邦サハ共和国のヤクーツクから冷凍輸送のトラックでウラジオストクを経由し、船用の冷凍コンテナで日本に輸送された。
同展では、世界に先駆けて一般公開されるマンモス「YUKA」をはじめ、マンモスと同時代に生息した絶滅動物でこれまで壁画や骨格標本でしか確認できなかったケサイ(サイの一種)の大型冷凍標本や、マンモスの全身骨格、マンモスの骨や牙と動物の皮でできた家など約100件を展示する。
YUKAは冷凍ケース内での展示となるが、会場にはマンモスの牙や骨、体毛に触れられるコーナーを設置。オリジナルグッズなども販売する。
同展を主催する読売新聞東京本社事業開発部の大西宏治さんは「冷凍保存されたYUKAの姿は必見。マンモスの骨の化石や毛に触れて時空を超えた貴重な体験をしていただきたい」と話している。
会場はパシフィコ横浜 展示ホールA。開館時間は9時~17時(水曜・金曜は19時30分まで)。チケットは一般2,200円、小中学生1,200円。9月16日まで。