みなとみらい21地区の大型商業施設「MARK IS みなとみらい」1階に6月21日、セレクトショップ「中川政七商店 マークイズみなとみらい店」(横浜市西区みなとみらい3)がオープンした。
「中川政七商店」は、1716年に創業した奈良の伝統工芸「奈良晒(ならざらし)」の老舗。奈良特産の蚊帳生地布巾や倉敷帆布トートバッグなど、かつて別の道具として使われていた素材を現代の道具に変化させたオリジナル商品や、南部鉄器、土鍋、琺瑯(ほうろう)などのセレクト商品を取りそろえる。会社名を冠した同形態の店舗は6店舗目で、横浜初出店。店舗面積は約45平方メートル。
マークイズみなとみらい店のアートディレクションは「good design company」水野学さん、店舗設計は「graf」服部滋樹さんが手掛けた。日本三大美林に数えられる吉野材を利用したやぐら造りや、道具箱をイメージした什器などが印象的な内装。
同店では、神奈川県限定のご当地ふきん「横浜ふきん」(420円)のほか、世界遺産登録が決定した富士山をデザインした富士山グッズやラムネ、うちわなども販売。夏を前に、麻のハンカチや靴下が売れているという。
ブランドマネージャーの細萱久美さんは「花ふきんは、薄手で大判なので食器拭きなどの使い勝手も良く、乾きも早いので衛生的。台所にアクセントとなる鮮やかな色と、ベーシックな晒、麻をそろえている」と話す。
営業時間は10時~20時(土日祝・休前日は21時まで)。