横浜夢座は8月15日から、横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で女優・五大路子さんのひとり芝居「横浜ローザ 赤い靴の娼婦(しょうふ)の伝説」を上演する。
「横浜ローザ」は、白塗りの厚化粧に白いドレスを身にまとい、終戦直後から横浜の街角に出没していた伝説の娼婦「ハマのメリーさん」をモデルにした舞台作品。五大さんが5年間かけて取材し、脚本家・杉山義法さんがシナリオを手掛け、1995年の初演以来、五大さんがライフワークとして演じ続けている。
企画・出演は五大さん、制作は杉山義法さん、演出は遠藤吉博さん。特別ゲストとしてフルート奏者の杉山葉子さんも登場する。
五大さんは「今年は横浜大空襲が起きた5月29日を前に、かつてメリーさんがいた街を歩きなおし、今という時が彼女をどのようなまなざしで見るのかを問いかけてみた。メリーさんを知る人が少なくなってきている今、舞台を通して一人でも多くの方に、戦後を生き抜いたひとりの女性『メリーさん』を伝えたい」と話している。
会場は赤レンガ倉庫1号館 3階ホール。チケットは、一般前売=4,200円、学生前売=2,700円(当日券は300円増)。8月19日まで全5公演。
7月28日まで開催している「横浜ローザ展」(NTT東日本ショールーム「光HOUSE YOKOHAMA」)では、横浜在住の写真家・森日出夫さんによる「ハマのメリーさん」の写真や舞台写真、5月21日に行われた「横浜ローザ」公開撮影会の様子をパネル展示で紹介。7月30日には、横浜新都市ホール(西区高島2)で映画「ヨコハマメリー」の上映会とトークショーが行われる。