STスポット横浜(横浜市西区北幸1)で、8月9日から演劇ユニット「女の子には内緒」の旗揚げ公演「午前3時の子どもたち」が行われる。
「女の子には内緒」は、NPO法人「ドリフターズ・インターナショナル」(西区北幸1)が2010年より行っている夏期スクール「ドリフターズ・サマースクール」の卒業生・柳生二千翔さんが設立した演劇ユニット。東京を拠点に活動している。
今回上演する作品「午前3時の子どもたち」は、筋書通りの物語と、筋書に対抗する人達の物語。映画と演劇を組み合わせたパフォーマンス作品で、2つの物語が映画と演劇の2つの表現手法によって同時に繰り広げられる。
作・演出・監督は柳生さん。出演は、堀井綾香さん、末柄拓郎さん、服部夏月さん、サエトさん、平元佳奈さん(劇団宇宙キャンパス)。
柳生さんは「思春期の自分の可能性を無根拠に信じて、変わっていこうとする無鉄砲な姿勢とエネルギーは、稚拙(ちせつ)な意地っ張りと言い捨てられるものなのか。状況を変化させたいと強く望んだり、変化させなければと焦ったりする、そのような小さな足掻きが、この世界を変えていくのでは」と話している。
上演時間は日程による。チケットは前売2,200円、前売ペアチケット4,000円、当日2,500円。予約・問い合わせは「女の子には内緒」ホームページで。公演は8月11日まで。
ドリフターズ・サマースクールは、ダンス・建築・ファッション・アートプロデューサーを目指す若者たちが、各分野の第一線で活躍するプロフェッショナルな講師と共に公演をつくりあげる実践的なワークショップ。今回初めて、同スクールの卒業生から企画を公募し、もっとも将来性を感じるプロジェクトを支援する新しい枠組みのコンペティション「DRIFTERS SUMMER SCHOOL ADVANCE 2013」を開催し、5つの応募企画の中から、柳生さんの映画×演劇公演企画「午前3時の子どもたち」が選ばれた。