山下公園(横浜市中区山下町279)で8月10日と11日、打楽器スティール・パンのコンサート「YOKOHAMA STEELPAN FESTA 2013」が行われる。
スティール・パン(スティール・ドラム)は、元々ドラム缶から作られた独特の倍音を持つメロディー楽器。石油産出国であるカリブの最南端の国「トリニダード&トバコ共和国」で生まれた。同イベントは2002年より、スティール・パンの普及を目的に「カリブの風を横浜に」というキャッチフレーズのもと開催されている。
出演団体は、パンランド・スティール・オーケストラ、パンヴィレッジ・スティール・オーケストラ、スティールドラムバンド「パンタジア」、パン・ノート・マジック、鎌倉シティブラスなど計13団体。11日には、鎌倉市で活動する市民吹奏楽団「鎌倉シティブラス」とパン・オーケストラ「PANLAND STEEL ORCHESTRA」が共演し、「ラ・バンバ」や「メキシカン・ハット・ダンス」など、真夏のフェスティバルにふさわしいラテン・ナンバーを披露する。
会場では、東北再生復興支援の一環として、横浜市中央卸売市場南部市場の有志で構成される「愛と勇気とさんま実行委員会」が宮城県・女川町のさんまをその場で焼いて無料配布する。
YOKOHAMA STEELPAN FESTA実行委員会の西原大樹さんは「今回はスティールパンと吹奏楽とのコラボレーションも実現。山下公園にぜひ遊びにきてほしい」と話している。
会場は山下公園内、石のステージ。両日とも13時開演。入場無料。