三菱商事都市開発(東京都千代田区)が、みなとみらい21新港地区の4街区の開発事業予定者になり、ライフスタイル提案型の商業施設を建設することが決まった。着工は2014年、完成・オープンは2015年を予定。
同地区は、赤レンガパークやカップヌードルミュージアムにほど近く、敷地面積は約7,000平方メートルで、横浜市が開発事業予定者を公募していた。建物は、地上2階から3階建ての複数の建物からなる低層の分棟形式で、予定延床面積は約8,800平方メートル。アパレルや雑貨、カフェ、レストランなどの店舗の入居が予定されている。
同社の担当者は「地元の方々はもちろん、観光客の方々にも利用いただけるような施設を想定している。周辺施設との回遊性の向上にもつながるような造りにできれば」と話している。
新港地区には横浜赤レンガ倉庫や横浜ワールドポーターズなどの大型商業施設のほか、年間100万人以上が訪れる「カップヌードルミュージアム」や今月4日にオープンした「アウディジャパン」のショールームなどがあり、買い物客や観光客は増加傾向にある。
4街区には世界各国に展開するニューヨークの人気高級ホテル「Wホテル」の日本初進出が計画されていたが、運営事業者の会社更生手続き開始により、2009年8月に撤退を表明していた。