シネマコンプレックス「横浜ブルク13」（横浜市中区桜木町1）で9月21日、「UFPFF 国際平和映像祭 2013」が開催される。主催は一般社団法人国際平和映像祭（中区北仲通3）。

　同映像祭は、「平和」をテーマにした国際映像祭。平和を祈る世界中の学生に、映像によって国を超えたつながりを持ってほしいという願いから、国連が定めた世界中で停戦や非暴力を訴える国際平和の日「ピースデー」にあわせて2011年より、9月21日に開催されている。学生を公募対象として映像作品を募集し、応募があったショートフィルムのうち、ファイナリストとなった監督の作品6本を上映し、審査員と来場者が審査する。

　今年は、2012年度のグランプリ受賞者、慶応義塾大学の橋本夏海さんのトークや、スポーツブランドのプーマ（ドイツ）がサポートし、世界的に著名な21人の現代アーティストたちが参加するショートフィルムイベント「films4peace（フィルムス4ピース）」の映像上映のほか、ピースデージャパン共同代表で放送作家の谷崎テトラさんと国際平和映像祭代表の関根健次さんのピースデートークも開催。

　作品は、今年4月1日から5月30日まで動画サイト「ユーチューブ」を経由して公募を行った。エントリーがあった30作品の中から選ばれたファイナリスト作品は、日本のインターナショナルスクールに通う高校生の生活を描いた「Peace Tag」（今川健太さん：Christian Academy In Japan）、東日本大震災後の震災支援活動を通じて被災者などに生きる意味を聞き作品化した「生きる312」（奥田愛基さん：明治学院大学）、フェリス女学院大学に留学中のインドネシアの大学生の作品「PEACE THROUGH KINDNESS」（Rahmana Nur Ariniさん：Gadjah Mada University）など6作品。

　当日は、ファイナリスト作品の上映と監督スピーチを行った後に審査員の審査でグランプリ作品を、来場者の投票により「地球の歩き方賞」を決定する。審査員は、大久保秀夫さん（フォーバル代表取締役会長）、龍村ゆかりさん（地球交響曲ガイアシンフォニー プロデューサー）、野中ともよさん（NPO法人「ガイア・イニシアティブ」代表理事）、サヘル・ローズさん（タレント）、柿本ケンサクさん（映画監督）ほか。

　同映像祭代表で、社会派の映画配給事業も行うユナイテッドピープル代表の関根さんは「UFPFF 国際平和映像祭の醍醐味は、単にショートフィルムを観るだけでなく、ファイナリストまで残った学生製作チームの熱い思いに触れること、そしてつながることです。審査員とのやりとりも見どころ。そしてゲストの矢野サンシローダニエルさんのライブにトークも。ぜひご参加ください」と話している。

　開催時間は18時～20時40分（17時30分開場）。参加費は一般1,000円、学生500円。