入園無料の野毛山動物園で「動物感謝祭」-特別動物ガイドも

世界最高齢フタコブラクダ「ツガルさん」のお食事タイム

世界最高齢フタコブラクダ「ツガルさん」のお食事タイム

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 市民に無料開放されている横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)で9月23日、「動物感謝祭」が開催される。

千頭ラクダを手にするフタコブラクダ「ツガル」の飼育員の櫻堂由希子さん

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 横浜市立動物園(よこはま動物園ズーラシア、野毛山動物園、金沢動物園)の中で唯一「動物慰霊碑」がある野毛山動物園で、3園を代表して献花式や特別動物ガイドを実施する。

 11時スタートの献花式には来園者も参加でき、特別ガイドでは、各動物展示場前で、今年誕生した「フサオマキザル」や「ブロンズトキ」、長寿のチンパンジー「ピーコ」の生態を分かりやすく説明。また、写真パネル展で、市内の動物園3園でこの1年間に誕生した動物や長寿動物、永眠動物たちを紹介する。

 同園広報担当の今村友維子さんは「当日はたくさんのありがとうを込めてガイドを行う。動物たちに皆様の思いを伝えてもらえれば」と話している。

 野毛山動物園では、9月16日の「敬老の日」に合わせて、世界最高齢を更新中のフタコブラクダ「ツガル」(メス、推定37歳)の長寿を祈る「1000頭ラクダプロジェクト」を企画。来園者に折り紙のラクダ千頭を制作してもらう計画を立て、8月1日から9月15日の期間に募集したところ、合計8,085個の折り紙ラクダが同園に寄せられた。折り紙ラクダはツガルの展示場に飾られている。

 ツガルの飼育員の櫻堂由希子さんは「こんなにたくさん思いのこもった折り紙ラクダが届きとてもうれしい。これからもツガルを温かく見守っていただければ」と話す。

 3連休の初日21日は多くの家族連れでにぎわい、ツガルの「お食事タイム」を楽しみに待つ子どもの姿も見られた。ゆっくり昼寝をしていたツガルが元気に起き上がり、音を立ててニンジンを食べ始めると「食欲があってよかったね」と安心する声も。ツガルはニンジンと一緒にサプリメント「コエンザイムQ10」を服用している。12月15日にはツガルの誕生日会を予定。

 開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合はその翌日)。入園料は無料。

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