横浜中華街の中華菜館「同發(どうはつ)新館ホール」(横浜市中区山下町164)で9月28日、「第2回横浜中華街映画祭2013」が開幕する。
横浜市と上海市(中国)は、11月に友好都市提携40周年を迎える。同映画祭では、横浜初公開作品を含む、中国、台湾、香港映画の新作や名作を特集上映する。上映日は、9月28日・29日、10月1日・5日・6日・10日の6日間。
作品は、上海が舞台の名作「花の影」(香港、1996年)、台湾のバンド青年たちの青春音楽映画「夢の向こう側~ROAD LESS TRAVELED~」(台湾、2011年)、第23回東京国際映画祭でダブル受賞したリー・ユー監督の最新映画「ブッダ・マウンテン~希望と祈りの旅」(中国、2010年)、ブルース・リーの生誕70周年を記念して製作された青春ドラマ「李小龍(ブルース・リー)マイブラザー」(香港、2010年)、ベルリン国際映画祭でグランプリを獲得した「紅いコーリャン」(中国、1987年)など計8本。
会場となる同發新館は、1960年代前半まで映画館「新光映画劇場」として使用されていたが、閉館後は広東料理の老舗「同發新館」として運営されている。映画祭の期間中は、同映画祭を企画したシネマ・ジャック&ベティが映写機など必要な機材を搬入し、映画館の趣きある当時の雰囲気を今に伝える。
10月1日は、映画「ブッダ・マウンテン」14時の回の上映後に、作品「ブッダ・マウンテン」「藍色夏恋」に出演する俳優チェン・ボーリンさんの舞台あいさつを実施。ボーリンさんは台湾出身で、中学生の頃より俳優兼CMモデルとして活躍。2002年に作品「藍色夏恋」で映画主演デビュー。その後も数々の映画やドラマに出演し、台湾のトップ俳優としてアジアで活躍している。
また、横浜市内で20日に開幕した音楽フェスティバル「横浜音祭り2013」の連携プログラムとして、同会場で10月10日にライブイベント「ROMANTIC CHINATOWN」も行われる。
主催するシネマ・ジャック&ベティの梶原俊幸支配人は「今年も横浜中華街の同發新館が6日間だけ映画館としてよみがえる。10月1日と10日は中華街の中で祝賀パレードなども盛大に行われるので、映画と中華街を堪能していただければ」と話している。
チケットは一般1,500円、学生・シニア1,000円、3回券3,600円(10月6日15時30分の回「ブッダ・マウンテン」は別料金)。同發ランチ付き鑑賞券2,200円も販売。10月1日(国慶節)・10日(雙十節)は1,000円で鑑賞できる。問い合わせはシネマ・ジャック&ベティ(TEL 045-243-9800)まで。