神奈川大学(横浜市神奈川区六角橋3)で10月3日から、市民も受講できる公開講座「低炭素な住まいとまちづくり」が行われる。
同講座は、今年で4回目の実施で、同大学人間科学部「環境社会論」の講義として毎週木曜に全14回を開講。学生の単位取得講座であると同時に、事前に申し込んだ市民も無料で受講することができる。神奈川大学と横浜市温暖化対策統括本部による共同開催で、市によるヨコハマ・エコ・スクール(YES)の一環。
カリキュラム内容は、環境未来都市・横浜における都市づくりやスマートシティプロジェクト、高齢化の進む住宅地や団地の再生、省エネ住宅やエコ生活など、さまざまな切り口で講義を展開。各回の講師には、横浜市温暖化対策統括本部・環境未来都市担当理事の信時正人さんや東芝・スマートコミュニティ事業統括部主幹の羽深俊一さん、東京大学大学院工学系研究科・建築学専攻准教授の大月敏雄さん、東京急行電鉄・都市開発事業本部統括部長の東浦亮典さんらが登壇する予定となっている。
横浜市温暖化対策統括本部調整課の庄田友康さんは「今年度は、私たちの生活の基礎となる『住まいとまちづくり』をメインテーマに、さまざまな角度から環境を考える講座を企画しました。横浜市、そして日本や世界のこれからの住まいやまちづくりを総合的に学ぶことができ、14人の魅力的な講師が次々に登壇します。神奈川大学との協働で市民の方々は無料で聴講していただくことができますので、学術的に関心のある方はもちろん、住まいの新築やリフォーム等をお考えの方にもぜひお気軽にご参加いただければ」と話す。
講座の実施時間は、10月3日から1月16日までの毎週木曜10時30分~12時(ただし12月26日、1月2日は休み)。市民は受講無料で、興味のある回のみの聴講も可。会場は横浜キャンパス23号館301教室。定員は各回100人程度で、YES事務局へ電話かFAX、またはメールで申し込む。一括申し込みや興味のある回だけの受講も可。各講座の内容はYESホームページから閲覧できる。
YESは市民団体や企業、行政、大学などが実施する環境や地球温暖化対策に関連する講座・イベントなどを統一的なブランドのもとで提供しており、2009年からスタート。年間に数百もの講座が開講されている。