戸部町の台湾料理店「金葉」(横浜市西区戸部町5)が、同じく戸部町のホルモン料理店「横濱うたげや ど根性ホルモン」(西区戸部7)のプロデュースにより、10月11日より「ど根性チャイナ」としてリニューアルオープンした。
今回のリニューアルは、10数年の歴史を持つ「金葉」の店主・林先金さんが、地産地消を実践し、横浜の多くの生産者と関わりを持つ「ど根性ホルモン」の店主・椿直樹さんに「コンセプトと名前を共有し、新しい展開を始めたい」と依頼したことからスタート。林さんはもともと「ど根性ホルモン」の店舗物件の賃貸主で、オープン時に開店をサポートした縁が今回の協力につながった。
今後は、中華料理にはあまりない素材の味を生かす料理法の開発や、生産者によるイベントなど、新たな取り組みを進めていく予定。
10月10日に開催されたオープニングパーティでは、新メニューの「椎茸シュウマイ」や「タンメン」「なすのチリソース」「さんまのピリ辛揚げ」などが来場者にふるまわれた。仕入先となる平本農園(神奈川区羽沢町1622)の平本貴広さんや、永島農園(金沢区釜利谷東7)の永島太一郎さん、横浜中央卸売市場南部市場(金沢区鳥浜町1)の村松亮さんも駆けつけ、それぞれの生産物に対する思いを語り、同店の今後に向けてのエールを贈った。
また、美濃屋あられ製造本舗(中区小港町1)の小森健太郎さんは新作の麻婆豆腐あられ、中華塩味あられ、杏仁豆腐あられを提供し、今井かまぼこ(西区中央2)の今井宏之さんは今後に向け、新しい中華風薩摩揚げの開発に意欲を見せた。
林さんは「長年お店を支えてくれたお客さんを大切にしながら、新しいことを取り入れて盛り上げていきたい。故郷の台湾の屋台を思わせるような店に出来れば」と話している。
また、椿さんは「中華では使いづらい新鮮な魚の活用や、素材の味を引き立てる調理法を工夫して、今までの中華料理にはない料理を作り、お店を盛り上げていきたい」と話している。
営業時間は月~金曜・日曜=11時~23時、土曜=17時~23時。店舗面積は約83平方メートル。