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省エネ×アートで夜景を作る「スマートイルミネーション横浜」が開幕-公募プログラムも

10月23日に行われた点灯式の様子。背後はNumen/For Useによるインスタレーション「Net Blow-Up」

10月23日に行われた点灯式の様子。背後はNumen/For Useによるインスタレーション「Net Blow-Up」

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 象の鼻パーク(横浜市中区海岸通1)を中心とする横浜都心臨海部で10月23日、アートと光の祭典「スマートイルミネーション横浜 2013」が開幕した。

藤本隆行さん・石橋素さん・真鍋大度さんの「Time Lapse Plant One Ring Energy Rescue Ship Version」

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 「スマートイルミネーション横浜」は、最新のエネルギー技術と都市観光、アートの融合を目指すアートプロジェクト。会期中は、国内外のアーティストや大学、企業、商店街、市民団体などが参加し、省エネルギー技術を活用した新たな夜景を創出する。2011年に初開催され、今年が3回目の開催となる。主催はスマートイルミネーション横浜実行委員会。

 会場は象の鼻パーク、みなとみらい21地区、汽車道、山下公園、大さん橋、横浜マリンタワー、日本大通り、横浜駅西口ほか。

 象の鼻パークでは、初来日となるクロアチア人アーティスト・Numen/For Useが大型の遊具型インスタレーション「Net Blow-Up」を展開。参加者が作品の中に入ることができ、光に包まれる空間を体験すると共に、作品に人の影が浮かび上がる。また、藤本隆行さん・石橋素さん・真鍋大度さんの作品「Time Lapse Plant One Ring Energy Rescue Ship Version」では、岸壁に停泊した船の発電機から得られる電力と太陽光発電パネル一体型LEDを使い、象の鼻と赤レンガ倉庫に挟まれる海域に、巨大な時計を作り出す。

 このほか会期中は、ワークショップやツアー、シンポジウム、企業による「まちなか展示会」など多彩なプログラムを実施。同時期にパシフィコ横浜で開催される「Smart City Week 2013」やみなとみらい21事業着工30周年記念事業 「みなとみらいクロニクル~光と音の祭典~」、横浜駅西口の「第30回スターライトヨコハマイルミネーション」、「黄金町バザール2013」とも連携し、「もう一つの横浜夜景」を演出する。

 また、今年は初の公募プログラム「スマートイルミネーションアワード」を開催。公募で選ばれた若手アーティストや学生による作品を象の鼻パークに展示し、10月27日には公開講評会・表彰式を行う。

 23日に象の鼻パークで行われた点灯式では、「横浜音祭り2013」の「ヨコオト・ファンファーレ隊」による演奏後、林文子市長があいさつ。スマートイルミネーション横浜実行委員会委員長の国吉直行さんが「海外の大使館や関係機関、企業や地域の団体・大学などさまざまな方々の協力で第三回が実現した。バラエティーに富んだ作品がそろっているので、みなさんと一緒に楽しみたい」と話し、イルミネーション作品が一斉点灯された。

 開催時間は17時~22時(初日は18時から)。雨天決行(場所により一部変更あり)。27日まで。各イベントの詳細はホームページで。

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