ファンケル(横浜市中区山下町89)は10月24日、ファンケル本社ビル1階スペースにタニタ社員食堂のメニューを提供する社員食堂「FANCL KITCHEN FANCL×TANITA」を新設した。
レシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂」のレシピを忠実に再現した定食を提供する「丸の内タニタ食堂」(東京都千代田区)のタニタ(東京都板橋区)と連携したコラボ食堂で、「美と健康」を意識した栄養バランスの良い食事を提供。タニタが食事を一般企業へ提供するのは初の試みで、タニタ監修のもとタニタ社員食堂と同じメニューを提供していく。
主食のごはんはファンケルの「発芽米」を使用し、「栄養バランスに配慮しつつ野菜をたっぷりと使い、カロリーや塩分を抑えた食事」をコンセプトとするタニタ社員食堂のメニューを提供。
週替わり、日替わりの定食と弁当を用意し、定食は1定食当たり500キロカロリー前後、塩分3グラム前後、野菜150~250グラム程度を使用したヘルシーな食事になっている。同社では、ご飯を適量(100グラム)よそい、タイマーで食事時間をはかり、20分以上かけてゆっくり食べるなど、タニタが提唱する健康的な食事法を採用。食堂には、従業員が自由に試せるサプリメントも常設する。
今後は、同社の「発芽米」や「青汁」などの食品素材を取り入れ、タニタ社員食堂とのコラボレーションとしてメニュー提案を検討していくほか、関連会社である「ファンケル スマイル」が栽培する野菜の使用や、同社の従業員が考案するメニューの採用も予定している。
ファンケルの三澤敬之さんは「新設の社員食堂を通じて、これまで以上に従業員の美と健康をサポートするとともに、素肌の美しさや、健やかな体づくりに対して、さらなる意識の活性化を図っていきたい。また、地域貢献の一環として、今後は本社のスペースを活用した健康セミナーなど、一般の方にもご利用いただける企画も検討できれば」と話している。
社員食堂の営業時間は平日11時30分~14時30分。