三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で10月29日から、秋の風物詩「菊花展」が開催される。
会期中は約500点の菊花(鉢植え250点、切り花160点、小菊盆栽70点ほか)を展示。大菊、懸崖(けんがい)、江戸時代に各地で生み出された「古典菊」、江戸菊、小菊盆栽、三溪園や神奈川の名所を小菊で表現した「盆景」を紹介するほか、菊苗の販売や園芸相談、トークイベントを行う。
中央広場で大菊(厚物・一文字)、懸崖、古典菊、江戸菊、福助作り、切り花。旧燈明寺本堂では、大菊(管物)、だるま作り。正門藤棚広場には、小菊盆栽、盆景、小品盆栽を展示する。
菊の見どころトークでは、横浜菊花会メンバーが菊花の種類や鑑賞ポイントについて分かりやすく解説する。会場は外苑中央広場で参加費無料。所要時間は各回約15分で、期間中の土曜・日曜・祝日に実施する。
三溪園 広報担当の吉川利一さんは「今回は台風による荒天を考慮してスタート日を変更しての開催。江戸時代から各地で改良、伝えられてきた古典菊は珍しく、見所のひとつ。日本の秋を代表する菊花の豊かな世界をお楽しみいただければ」と話している。
開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。入園料は大人500円、市外65歳以上500円、小学生200円。11月24日まで(小菊盆栽は11月23日まで)。