新港ピアの建物を活用したシェアスタジオ「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」(横浜市中区新港2)で11月1日、シンポジウム「クリエイターが街にすむこと-シェアスタジオの可能性」が行われる。
「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」は、2008年度に横浜トリエンナーレの会場として建設された「新港ピア」を利用した期間限定のクリエーター拠点で、2012年5月からアーティスト、デザイナー、建築家、ダンサーなど50組が創作活動を行っている。今回は横浜都心部のクリエーターが制作拠点を公開するオープンスタジオイベント「関内外OPEN!5」の開催に合わせ、横浜と東京・長野・北九州でシェアスタジオ運営やまちづくりに携わるゲストが参加者と共に「街にすむこと」について考える。
主催はBankART1929(中区海岸通3)、ハンマーヘッドスタジオ 新・港区、宇徳ビルヨンカイ(中区弁天通6)からなる横浜シェアスタジオクラブ。
パネラーには、槌屋詩野さん(Hub Tokyo/東京)、佐々木龍郎さん(宇徳ビルヨンカイ/横浜)、番場俊宏さん(ハンマーヘッドスタジオ 新・港区/横浜)、嶋田洋平さん(北九州家守舎/北九州)、広瀬毅さん(ボンクラ/長野)、内山博文さん(月島荘/リビタ)、田中陽明さん(co-lab/東京)、肥山達也さん(横浜市文化観光局)の8人を迎える。司会は不動産情報サイト「東京R不動産」を運営するOpen-Aの馬場正尊さんが務める。
横浜シェアスタジオクラブの加藤直樹さんは「横浜で10年以上実践されてきたシェアスタジオだが、これまでどんなプロジェクトを生んできたのか、次のスタンダードはどうなのか、社会的な意味や街の中での効果はどんなところにあるのかなどを、他の地域の事例も含めて聞くことができれば。場所やプロジェクトを『シェアする』ということに興味のある人に来てほしい」と話す。
開催時間は19時30分~21時30分。参加無料(アフターパーティー参加費1,000円)。会場のハンマーヘッドスタジオの一般公開時間は、1日=17時~22時、2日=13時~20時。