横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)が11月23日、来園者数5,500万人を達成した。
野毛山動物園は1951年にオープンした入園料無料の動物園。今年で開園62年目を迎えた。来園者数は1973年に2,000万人、1978年に3,000万人、1987年に4,000万人、2007年に5,000万人を達成。開園以来、市民の憩いの場として親しまれている。
記念すべき5,500万人目の来園者は、横浜市港北区在住の湯田匡美さんの4人家族。「娘にキリンを見せてあげたいと、家族4人で初めて野毛山動物園に来た。5,500万人目ということで、とても光栄に思っている。ツガルさんのエサやり体験ができ、娘も大喜びしていたので良かった」と喜びを語った。一家には、レッサーパンダぬいぐるみや、世界最高齢を更新中のフタコブラクダ「ツガルさん」(メス、推定37歳)の餌やり体験券などが記念品として贈られた。
同園では10月にアミメキリンの「テビチ」が神奈川県の共同募金PR大使に任命され、神奈川県共同募金会による募金・広報活動を12月28日まで開催している。
園長の鈴木浩さんは「3世代、4世代に渡り、当園を支えて下さった皆様のおかげで5,500万人を達成することができた。本当にありがとうございます。今後も6,000万人を目指して、職員一丸となって皆様をお迎えしていきたいと思いますので、ご支援、ご協力をいただければ」と話している。
開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合はその翌日)。入園料は無料。
市内の動物園3園(よこはま動物園ズーラシア、野毛山動物園、金沢動物園)では、来年1月頃に3動物園での累計入園者数8,500万人を突破する見込みで、3動物園累計入園者数8,500万人突破を記念したキャンペーンとして、8,500万人を達成した日の翌週の土曜・日曜の来園者、各園先着850人に記念グッズをプレゼントする「ありがとう!8500万人キャンペーン」を実施している。
各園で定めた目標値は、よこはま動物園ズーラシア(1,700万人)、野毛山動物園(5,500万人)、金沢動物園(1,300万人)。野毛山動物園は今月23日、よこはま動物園ズーラシアは同24日に目標値を達成した。