STスポット横浜(横浜市西区北幸1)で、11月28日から「劇団山縣家」の結成15周年記念公演が行われる。
劇団山縣家(げきだんやまがたけ)は、家族を中心軸に演劇を通して生きる喜びや感動を、生活空間で個性的な形で伝える家族演劇集団。1999年、横浜の小劇場「STスポット」のスパーキングシアタ―で旗揚げし、横浜を中心に活動を続けている。今回は劇団結成15周年を記念し、「劇団山縣家」の演劇スタイルを伝える3本立てを上演する。主催は劇団山縣家。
プログラムは、新作となるカフカの小説「門」をベースにした山縣家版「もん」、下北沢の小劇場ザ・スズナリで2008年に上演した「ホームビデオ家族でスズナリ」を再構成した「ホームビデオ」、今年5月に黄金スタジオで上演した作品を進化させた「たっぴーエンドでミーちゃんシュワ~!」。
出演は山縣家(山縣博朋さん、山縣恵子さん、山縣太一さん)、はがともみさん、さとうさなえさん。
「私達現代人はコトバに守られ、コトバにシバラレている。カゾクというコトバにくくられたコトバの関係が大事な集まりをカゾク」と語る山縣博朋さんは、「自分のカゾクを変質させてみたらオモシロイかなと、演劇というソウチを使ってやってみたところ、なんとカゾクの人達からイロイロな人間がゾロゾロ顔を出してきた。さらに、家族が出し合うフェロモン濃度もコクなって、そしてハマッテしまった」と話している。
公演スケジュールは日程による。料金は予約・当日とも2,000円。問い合わせはSTスポット(TEL 045-325-0411)。11月30日まで。
劇団山縣家は、演劇公演のほか、生涯学習講師として児童・学生・社会人・障がい者に楽しい演劇や演劇遊びワークショップを開催。黄金町エリアマネジメントセンターのレジデンスアーティストとしての活動も行い、黄金町エリア一帯を舞台にしたアートフェスティバル「黄金町バザール」内で2010年から毎年オリジナル作品を上演している。