「人と本との出会い」をプロデュースするユニット「ブックピックオーケストラ」は、会員制・予約制・入場料制の期間限定ブックルーム「エンカウンター」を、8月8日、北仲WHITE(北仲通5)の1階にオープンする。「ブックピックオーケストラ」は、「古本屋ウェブマガジン」の運営に加え、ショップやクラブイベント、美術展など様々な場所で「人と本とが出会う素敵な偶然」を生み出すべく実験を続けているユニットで、スペースを持つのは初めてとなる。ブックルーム「エンカウンター」は、今年2月から3月にかけてBankART studio NYKにて開催された「よむ」アート作品展「Reading Room」に同ユニットが出展した現代美術作品「encounter.」を再現したもの。部屋にはセレクトされた多様なジャンルの本が、中身が見えないようにクラフト袋に包まれて陳列されており、利用者はルールに基づいた読書をする。ルールは、利用者は包みを開封して本に出会い、その本の中から印象的な文章を引用しながら、次にその本を手に取る人へのメッセージを紙に書き、本に挟んで袋に入れずに本棚に戻すというもの。本との偶然の出会いや他人が書いたメッセージを読むことを通して「本との出合い」を楽しむことができる。運営期間は1年間、会員制、予約制で時間単位の利用とし、同時に利用できる人数は5人程度とする方針。(写真は「Reading Room」展での現代美術作品「encounter.」)
古本屋ウェブマガジン ブックピックオーケストラ