中区若葉町の古ビルを再生したオープンスペース兼カフェ「nitehi works」(横浜市中区若葉町3)で1月19日、アンティーク着物を着てプロのカメラマンに写真を撮ってもらう撮影会「nitehi works select vol.1 写装庵(しゃ・そう・あん)」が開催される。
同イベントは、横浜在住で家族のポートレートなどを撮影している写真家・川名マッキーさん、着物スタイリストの高柳奈津子さん、nitehi worksのオーナーで女優でもある渡辺梓さんの3人が共同で主催。
銀行仕様のビルを改装した「nitehi works」にある金庫室で、着物スタイリスト高柳さんのコーディネートしたアンティーク着物を着て、写真家マッキーさんの撮影により、時代を超えた自分の美しい姿を写し留めてもらう。
1月11日に行われた1回目の開催の際には4人の女性が参加した。参加した山下さんは「日常では味わえない体験で『私こんな表情もできるんだ』と新しい自分を引き出してもらった。これを機会に着物を着ていきたい」と目を輝かせていた。また今回はじめて着物を着るという台湾の方も参加し「着物に興味はあったけど着る機会がなかったのでうれしい」と胸を躍らせていた。
着付け&撮影会を企画した3人は、昨年10月に行われた、黄金町・若葉町に関係するさまざまな分野のクリエーターが集ったアート展「バカワネガコ展」でつながり、共同でイベントを企画することになったという。
企画したマッキーさんは「アーティスト色が強いこの場所ならではのイベント。普段自分ではなかなか出来ない『ドレスアップをして撮影される』ということを気軽に楽しんで欲しい。ここから着物の良さ、写真の良さ、そしてnitehiの良さが広がっていろんなところにつながっていけば。今後も継続していきたい」と話す。
渡辺梓さんは「ただの撮影会ではなく一緒に過ごすことで生まれるコミュニケーションの場。日本人が伝承している着物を着ることで、皮膚感からくる安心感を体験して欲しい。着物は特別なものではないということ、そして自分の視点で自分の装いを知ってもらいたい。また昭和の趣があるnitehiの空間で、時間を超えた不思議な浮遊感や、違った次元を体感して欲しい」と話している。
19日の開催時間は13時~18時(随時)。料金は15,000円(1ドリンク付、USBメモリ代込)。すべての撮影データをUSBメモリで持ち帰ることができる。着物はコーディネート7種類から先着順で選べる。定員6人。詳細・参加申込みは第2回「nitehi works select vol.1写装庵」フェイスブックページで。