横浜みなとみらいホール(横浜市西区みなとみらい2)で1月18日、歌劇「竹取物語」が上演される。
日本の古典作品「かぐや姫」の物語をオペラ仕立てに作曲した歌劇。横浜みなとみらいホールが実施している音楽を通じた海外との文化交流事業「パートナーシップ・ミュージック・プロジェクト」の一環として、日本文学の代表的作品である「竹取物語」をテーマにオペラとして新制作した。
作曲・指揮は、びわ湖ホール芸術監督、ドイツのリューベック歌劇場音楽総監督を務める沼尻竜典さん。オーケストラ「トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ」によるアンサンブルで竹取物語の世界を表現し、日本を代表するオペラ界の歌手がかぐや姫の歌にのせて「日本の心」を伝える。日本語上演・演奏会形式。
出演は、かぐや姫=幸田浩子さん (ソプラノ)、おきな(翁)=山下浩司さん(バスバリトン)、おうな(媼)=加納悦子さん(メゾソプラノ)、帝=友清崇さん(バリトン)ほか。
同作は横浜での世界初演を経て、キャスト、演奏家、スタッフなどオペラ制作に関わるチームをベトナム人と日本人の混成で結成し、2015年2月にベトナム・ハノイ市のオペラハウスで上演予定。
歌劇「竹取物語」が初のオペラ作曲となる沼尻さんは「かぐや姫と帝の精神的な愛を軸に、原作の竹取物語に忠実に台本を作った。誰もが口ずさめるメロディー満載で、大人も子どもも楽しめる作品になっている」と話している。
会場は横浜みなとみらいホール・大ホール。15時開演。チケットは、S席=6,000円、A席=4,500円、B席=3,500円、学生(小学生~高校生)=1,500円。問い合わせは横浜みなとみらいホールチケットセンター(TEL 045-682-2000)まで。