KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で1月23日から、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作の演劇「フローズン・ビーチ」が上演されている。
同作は、南の孤島にある別荘を舞台にしたサスペンスコメディー。1998年に劇作家・演出家・映画監督・ミュージシャンのKERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)さん作・演出により劇団「ナイロン100℃」が紀伊國屋ホール(東京都新宿区)で初演、1999年に第43回岸田國士戯曲賞を受賞。日本演劇界におけるシリアス・コメディーの代表作と言われている。
劇中では、不穏な空気が漂う、南海の孤島のモダンな別荘に5人の女たちが集まり、復讐と殺人、奇跡が繰り広げられる。
演出は、新進気鋭の女性劇作家の高羽彩さん。出演は、石田えりさん、松田美由紀さん、渡辺真起子さん、山口美也子さん。企画・製作はトライアングルCプロジェクト(千葉県いすみ市)。
女優のほか、短編映像監督やアートディレクション、著書の制作、写真家などさまざまな分野で活動している松田さんは、「ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの代表作であるこの作品を演じられるのは、プレッシャーであり、また喜び。言葉の間に潜む空気を感じていただければ」と話している。
会場はKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ。スケジュールは公演日による。チケットは6,000円。問い合わせは神奈川芸術劇場(TEL 0570-015-415:チケットかながわ)ほか。1月26日まで。