都市部と地方の学生が主体となり、アートイベント活動を通して地域活性化・次世代コミュニティづくりを目指している学生団体「みなとメディアミュージアム実行委員会」(以下MMM実行委)は2月1日、日ごろ出会い、語り合う機会が少ない「異世代」間の対話をすすめ、若者の活動を広く知ってもらおうと、横浜・関内で交流イベント「limelight」を開催する。
MMM実行委は、慶應義塾大学、首都大学東京、常磐大学、茨城大学、明治学院大学、嘉悦大学などの学生を中心に構成されている団体。2009年から茨城県ひたちなか市で、学生と地元商工・経済団体、アーティストが協働し、同市の活性化を目指したアートイベント「みなとメディアミュージアム」を毎夏開催している。特に2011年の東日本大震災で津波で、大きな被害を受けたひたちなか海浜鉄道湊線と沿線地域で、復興を見据えた活動を続けてきた。
その活動に参加した学生たちが危機感を感じたのは、若者の社会貢献活動に対する社会の関心が広がっていかないこと。支援体制の少なさなどにも問題意識を持ったメンバーのうち、明治学院大国際学部(横浜市戸塚区)1年の山岸遥菜さんら4人が、同大が運営する「ボランティアファンド学生チャレンジ」に応募。審査の結果、協賛を獲得し今回のイベント開催実現に至った。
今回のイベントは「ものを魅せる、ニュータイプクラブイベント』をコンセプトに、学生たちが趣向を凝らした。全国から、地域・社会貢献活動に取り組む学生団体や、さまざまなシーンで活躍する若者を集めたプレゼンテーションや、「異世代」として参加するソーシャルワーカー・大学教員・行政関係者・企業やNPO法人の代表者を招いたトークセッション、音楽のパフォーマンスや、若手料理人たちによるフードの提供など多彩な内容となっている。
MMM実行委副代表の平田哲也さんは「若い世代が織り成す情熱が感じられるイベントにしようと、仲間たちと頑張って作ったイベント。日常では体感できない多様な刺激をみなさんと共有し、ポジティブなエネルギーと一体感を感じられる時間を提供したい」と話している。
開催時間は17時~21時。会場はシェアオフィスさくらWORKS<関内>(中区相生町3)。参加費は一般2,000円、学生1,000円(食事付き、いずれも500円追加で飲み放題)。詳細・申し込みはフェイスブックイベントページから。