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関内ホールで「ヨコハマ映画祭」授賞式-福山雅治さん、真木よう子さんらが参加

「第35回 ヨコハマ映画祭授賞式」の様子

「第35回 ヨコハマ映画祭授賞式」の様子

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 「第35回 ヨコハマ映画祭授賞式」が2月2日に関内ホール(横浜市中区住吉町4)で開催され、主演男優賞を受賞した福山雅治さん、主演女優賞の真木よう子さんをはじめ、豪華な顔ぶれがそろった。

主演女優賞の真木よう子さん(左)、主演男優賞の福山雅治さん

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 受賞式には、主演男優賞の福山雅治さん(「そして父になる」「真夏の方程式」)、主演女優賞の真木よう子さん(「さよなら渓谷」)、助演男優賞のリリー・フランキーさん(「凶悪」「そして父になる」)、助演女優賞の二階堂ふみさん(「地獄でなぜ悪い」「四十九日のレシピ」「脳男」)と渡辺真起子さん(「チチを撮りに」「だいじょうぶ3組」ほか)。最優秀新人賞の三吉彩花さん、星野源さん、黒木華さんらが出席。チケットは完売し、熱心な映画ファン約1,100人がホールを埋め尽くした。

 当日は「凶悪」「舟を編む」「ペコロスの母に会いに行く」の同映画祭トップテン上位3作品を上映したほか、デジタル映画の未来を語るトークショー「35ミリフィルム上映の文化は消えた?」、各賞受賞者や映画評論家をゲストに招いた表彰式を実施。映画評論家の北川れい子さんは「ヨコハマ映画祭が選んだトップ10の作品には、日本映画の面白さが詰まっているので、ぜひ追いかけてほしい」と話した。

 主演女優賞に輝いた真木さんは、「映画『さよなら渓谷』はとても難しい役だったが、本当に記憶に残るやりがいのある作品で、受賞できたのはこの上ない喜び。これからも役との出会い、現場のスタッフの方との出会いを大切にしたい」とコメント。

 主演男優賞を獲得した福山さんは「僕自身、映画というもので賞をいただくのは初めてで、本当にうれしい。今日は舞台裏の楽屋でヨコハマ映画祭の様子を見ていたが、映画に対するファンの方の熱い思い、実行委員会の方の思いを知ることができた。時に厳しく、愛情深いヨコハマ映画祭を実感しているので、その映画祭で賞をいただけて光栄」と喜びを語った。

 デビュー作「凶悪」で森田芳光メモリアル新人監督賞を受賞した白石和彌監督は、「この作品がこんなに多くの方に見ていただけるとは思いもよらなかった。敬意あるこの賞に勇気をもらい、同時に責任を感じている。これからも真剣に映画に取り組みたい」と話した。

 ヨコハマ映画祭を長年盛り上げてきた襟川クロさんと岡田信之さんは、今回の映画祭で司会を引退し、次回からは選考委員として登場する。同映画祭は来年、関内ホールの改修工事に伴い、神奈川県立音楽堂(西区紅葉ケ丘9)に会場を移しての開催となる。

 同映画祭実行委員会の北見秋満さんは「ヨコハマ映画祭は、皆さんと一緒につくる映画祭。今年は遠方から駆けつけた女性ファンも多く、例年に比べ一層の盛り上がりを見せた。来年もぜひヨコハマ映画祭に戻っていただき、皆さん一人一人に映画祭の応援団になってほしい」と会場に呼びかけた。

 ヨコハマ映画祭は、スポンサーや自治体からの支援を受けず、学生や会社員など日本映画ファンがボランティアで主催する映画祭として知られる。審査員を務めるのは映画評論家や映画ライターなどの映画関係者と一般映画ファンらで、今年度は38人が審査にあたった。

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