神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合(横浜市南区高根町2)に加盟する県内41カ所の銭湯をランニングステーションとして利用できる「銭湯ランナー」が2月1日にスタートした。
ランニングの拠点として銭湯を積極的に利用してもらおうと、大塚製薬(東京都千代田区)と同組合が共同で企画。入浴料の450円のみで、走っている最中もロッカーを利用できる。横浜市内では31の施設が参加。中区では、同組合に加盟するすべての銭湯でサービスを実施する。
サービスを提供する銭湯の入り口には、アミノバリューのオレンジ色ののぼりを設置。近隣のマラソンコースを記載したオリジナルのランニングマップを配布する。参加施設を回るスタンプラリーも実施し、複数施設を利用すると、タオルやTシャツなどのランニンググッズと交換できる。
大塚製薬の神田悠司さんは「東京では皇居などランニングの拠点となるような場所があり、ランナー同士のコミュニティーができている。神奈川ではそのような場所が無く、おのおのがばらばらにランニングを楽しんでいるような状況になっている。銭湯をランナー同士の輪を繋げていくような施設にしたい」と話している。
マラソン目的に限らず、そのほかのスポーツなどでも利用可能。詳細・問い合わせは「神奈川Runner王国」ホームページまで。