JR東日本横浜支社(横浜市西区平沼1)は2月16日、東神奈川駅で横浜線に導入される新型車両E233系の出発式を行う。横浜線に新型車両が導入されるのは26年ぶり。
AKB48「チーム神奈川」のメンバーがデザインされた記念乗車券
今回導入されるE233系は、現行の205系と比べて定員が約1割増え、車内すべての照明のLED化により消費電力を3割減らしたほか、ユニバーサルデザインを考慮したインテリアなどの「人にやさしい車両」をコンセプトに開発。今年8月までに、横浜線の全28編成224両を切り替えていく。
車両の前面と側面には「YOKOHAMA LINE」のオリジナルロゴが、各先頭車両側面には横浜線20駅と根岸線8駅の駅スタンプが1枚ずつ張り付けられるほか、3月末まで港やカモメ、ヤマユリなどをデザインしたオリジナルヘッドマークを取り付けて運行する。
また、E233系導入に先駆け、神奈川県出身のAKB48メンバーである川栄李奈さん、大島涼花さん、岡田奈々さんの3人で結成された「AKB48チーム神奈川」が横浜線の宣伝担当に就任した。ポスターや等身大パネル、車内のトレインチャンネル映像、横浜・桜木町・橋本・町田各駅の構内アナウンスでのPRなどを行うほか、3人と新型車両がデザインされた記念乗車券(1,000円・限定1万セット)、サクマ製菓とのコラボによる「横浜線新型車両記念缶ドロップス」(150円・限定5,000個)も発売する。
記念乗車券は東神奈川・小机 ・中山・町田・相模原・橋本・横浜・桜木町駅の各駅で2月16日8時販売開始。記念缶ドロップスは横浜線東神奈川~八王子間と根岸線横浜~大船間各駅のNEWDAYS・KIOSK計49店舗で同日から販売する。
JR東日本横浜支社広報室の早野墾さんは「沿線の魅力向上に向け、新型車両導入をはじめ、安心・快適にご利用いただけるよう駅設備等の改良を進めてきた。新型車両導入キャンペーンでは、AKB48の神奈川県出身メンバー『チーム神奈川』として宣伝担当に就任いただいたので、共に横浜線が元気になるよう取り組んでいきたい」と話す。
出発セレモニーは、16日10時ごろから橋本方面行ホームで開始予定。東神奈川駅長による出発合図で10時11分発橋本行きの新型車両が発車する。