無料開放されている横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)で、3月1日から「第9回 動物たちのSOS展」が開催されている。
同展では、地球上に生息し絶滅の危機に追い込まれている野生動物たちと人間のライフスタイルについて考えるさまざまなイベントを外部団体と協働で実施する。
期間中は野生動物の現状を写真やイラストで紹介するパネルを設置するほか、カナダガンやカンムリシロムクをテーマにしたブース展示、同園の教育普及ボランティア「ZOOのげやま探検隊」による紙芝居とガイド(3月8日・22日)、税関で押収された密輸品の展示(3月29日・30日)などを行う。
協力団体は、野生動物救護獣医師協会神奈川支部・神奈川県野生動物リハビリテーター、カナダガン調査グループ、横浜市環境創造局、横浜市繁殖センター、東京環境工科専門学校、横浜税関、WWF トラフィックイーストアジアジャパン。
野毛山動物園の今村友維子さんは「動物園の動物を通して、野生動物について考えるきっかけになればうれしい。ぜひ皆様からも野生動物たちのSOSを広めてほしい」と話している。
開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合はその翌日)。入園料は無料。同展は3月31日まで。
ソメイヨシノを中心に約250本のサクラがあり、桜の名所としても知られている同園は、開園63周年を迎える4月1日に「開園感謝祭」を開催し、入園先着100人にノベルティグッズをプレゼントする。また、同園の教育普及ボランティア「ZOOのげやま探検隊」では、ゴールデンウイーク(5月3日~6日)のボランティアイベントを手伝う短期ボランティアを募集している。