地鶏や豚、羊などの肉の塊を焼くフランス式バーベキューの料理店「横濱馬車道 ロティスリー・アルティザン」(横浜市中区太田町6、TEL 045-228-7676)が2月16日、オープンした。
フランス製ハンドメイドのロティスリーマシンを使った本格的なロティスリー(肉のあぶり焼き)料理を提供する同店。奥の一面からのみ火が出るタイプのマシンで、串に刺したり鉤に吊るしたりした肉が火の前でゆっくりと回転し、およそ30秒ごとに焼く・冷ますを繰り返す。肉を寝かせながら焼くことになり、肉汁が外に逃げず、ふっくら、しっとりと焼きあがるのが特徴だという。「高級で敷居の高い印象のあるフランス料理のイメージを変え、日常使いできるフランス料理を」と、元町のフランス料理店「ブラッスリー・アルティザン」(中区元町1)の姉妹店としてオープンした。
店内には、調理場の中で食べるような感覚が味わえるカウンター席と、テーブル席、ソファ席、テラス席計40席を用意する。店舗面積は約132平方メートル。
看板メニューは、オーストリア産仔羊(骨付きロース、1本980円)やひな鳥(1/4=800円、1/2=1,600円、full=3,000円)などのロティスリー。特にフランス産ハト(1羽 3,200円)やフランス産ウズラ(1羽 2,200円)がおすすめだという。通常のフランス料理店ではメインとされるため、前菜やスープの後に提供されるが、一品目に注文することも可能。ロティスリーマシンの中でしたたる肉汁を受けながらじっくり焼き上げる肉汁ローストポテト(600円)や、注文時に一番おいしく仕上がっている肉を使うため入る肉が毎回変わるロティスリー丼(色々な肉の煮込みとバターライス、1,200円)も提供する。
新店舗立ち上げ担当の佐藤恵美子さんは「日本の焼き鳥屋のイメージを目指している。フランス料理の基本は守りつつ、気難しさを取り除き、気軽に食べに来られるお店としてオープンした。カウンターで短時間でパッと食べるもよし、ソファ席でまったり飲むなど2軒目に使ってもらってもいい。日常使いのお店の候補にしていただければうれしい」と話している。
営業時間は17時30分~25時(L.O.24時)。木曜定休。