三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)は3月29日から、夜間にライトアップされた桜や古建築を楽しむ「観桜の夕べ」を開催する。
「観桜の夕べ」は、桜が咲く春の三溪園を夜間にも楽しんでもらおうとスタートした毎年恒例のイベント。
期間中はソメイヨシノやオオシマザクラ、ヤマザクラ、シダレザクラをはじめ、同園の創設者である原三溪の出身地・岐阜県ゆかりの淡墨桜(うすずみざくら)2世、荘川桜(しょうかわざくら)2世、高桑星桜(たかくわほしざくら)など約300本の桜と、三溪園を代表する「三重塔」などの歴史的建造物をゆっくり鑑賞することができる。
観覧場所は外苑の大池周辺(17時以降は、内苑、外苑奥、三重塔への山道は立入禁止)。ライトアップは18時頃から。
園内の茶店のひとつ「三溪園茶寮」では、細かく刻んだ桜の葉が入った桜餅のような香りが特徴のワッフルコーン「さくらアイス」、もなかの中にさくらアイス、白玉、大納言あずきが詰められた「さくらさくら」を販売している。
三溪園の広報担当の吉川利一さんは「園内ではソメイヨシノに先駆けて淡墨桜2世が開花している。ライトを受けて浮かび上がる夜桜の遠景とともに、昼間日の光を受けてひっそりと咲く桜を近くで眺めてみるのも魅力的。さまざまな桜の表情をお楽しみいただけたら」と話している。
「観桜の夕べ」開催中の開園時間は9時~21時(入園は20時30分まで)。入園料は大人500円(市内在住65歳以上無料)、小学生200円。4月6日まで。