象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で4月19・20日、近年新たな価値が見直されつつある活版印刷の魅力を伝えるイベント「活版、横濱 2014」が開催される。
活字鋳造業者や印刷業者、デザイナーが集まり展示やワークショップを行う同イベント。伊勢佐木町の「りせっとcafe」で開催した昨年は、約500人が来場した。主催はAUI-AOデザイン大磯活版発信室、ズアン課、築地活字、BAY LETTERPRESS、まんまるからなる「活版、横濱」実行委員会。
当日は、活版印刷の現場で使用している「ウマ」と呼ばれる棚に6万本以上の鉛活字を展示。普段は見ることのできない職人の作業実演や、活字棚から文字を拾う文選体験、活版印刷機「テキン」・「アダナ」による活版印刷体験、新・活字ホルダーなどによる簡易印字体験を実施する。また、ポストカードや封筒など、オリジナルの活版印刷雑貨の販売も行う。
出店団体は、実行委員会メンバーに加え、活版研究会、活版工房、九ポ堂、ツバメ活版堂、つるぎ堂、中野活版印刷店、Bird Design Letterpress、Bonami、FIRST UNIVERSAL PRESS、Ladybird Press。
作業工程の実演は、19日11時~12時=アマガサ印刷・天笠角好さん、19日16時~17時=弘陽・三木弘志さん、20日11時~12時=築地活字・大松初行さん、20日13時~14時=佐々木活字店・塚田正弘さん、20日15時~16時=さいとう印刷・斎藤達郎さん。
「活版、横濱」実行委員会は「今回は職人さんに実演していただくほか、来場者のみなさんも活字に触れて『文選体験』していただける。昨年と同様に活版印刷機や、凸版を使った印刷ワークショップ、活版雑貨もあるので、ぜひ来てほしい」と話している。
開催時間は10時~18時(各コーナー17時受付終了予定)。入場無料。ワークショップは参加費無料~500円。