横浜市環境創造局は、6月に開講する「はまふぅどコンシェルジュ講座」の受講者を募集している。
同講座は、横浜の農業や地産地消、農産物、生産者、食などをテーマに、講義や実習を通じて横浜の「農」の現場と市民をつなぐ企画。今年で9回目を迎える。市民に新鮮で安心な農産物を生産・供給・消費する地産地消の取組をさらに拡大するため、「横浜」の「フード」・「風土」を普及する「はまふぅどコンシェルジュ」を育てることが目的。地産地消を通じて、異業種のさまざまなネットワークや取組みが生まれることも期待している。
全5回各回のテーマは、横浜の農業や地産地消の講義と、コンシェルジュによる活動紹介などの「横浜の『農』と地産地消」(6月28日)、横浜中央卸売市場の見学と農産物の流通や市場についての講義と、旬の市内産野菜のおいしく食べる調理方法が学べる「横浜の『農』を味わう」(7月9日)、協力農家のもとで農産物の収穫体験から販売まで行う「横浜の『農』を体験する」(7月中)、横浜の農園や直売所を訪問して、野菜や果物の生産現場、牧場、農産物直売所を見学する「横浜の『農』を巡る」(7月18日)、ワークショップ方式でこれからの地産地消について語り合う「これからの地産地消」(8月2日)となっている。
受講者は、講座修了後に修了証を交付され、「はまふぅどコンシェルジュ」として登録することができる。登録後はフォローアップ研修会、地産地消に関する情報提供、地産地消イベントへの参画機会提供など継続的なつながりの中で、さまざまな活動支援を受けられる。
講座を担当する環境創造局農業振興課の杉山茂久課長は「これまでに研修を終了した247人の皆さんがそれぞれの分野で活発に地産地消を実践している。また、研修に参加することは活動のネットワーク広げる絶好の機会。お申し込みをお待ちしている」と話している。
募集対象者は、地産地消につながる活動をしていて、全5回の講座を受講できる人。参加費は6,000円(バス代、保険料、テキスト代など)。定員は30人(応募多数の場合は選考)。応募の締切は5月21日必着。応募方法など詳細は、横浜市環境創造局のホームページで。