横浜市経済局は、横浜が抱える社会課題をビジネスの手法で解決する「ソーシャルビジネス」に取り組む社会起業家や経営者を対象とした応援プログラム「YOKOHAMA Changemaker's CAMP」の参加者募集を開始した。
YOKOHAMA Changemaker's CAMPは、横浜市内でソーシャルビジネスに取り組むスタートアップ期の社会起業家、中小企業、NPO法人などを対象に、「メンター」と呼ばれる先輩起業家や専門家などのサポーターたちがそれぞれの事業を支援するプログラムで、2011年度から毎年開催されいる。
今年は、事業や活動を始めてはいるが、まだまだ解決すべき課題を抱えている人向けの「ブラッシュアップコース」に加え、新たなプログラム「アドバンストコース」を新設。「アドバンストコース」は仮説を元に、マーケットへのトライ&エラーを繰り返し、商品・サービスの収益化・事業化を目指す。サポーターチームが、目標設定やマーケティングリサーチなどを支援する。
事業は、横浜市経済局の「ソーシャルビジネス事業者支援事業」の一環で、NPO法人ETIC.横浜ブランチ(横浜市西区新港2)が企画・運営を担当する。
NPO法人ETIC.の望月啓代さんは「横浜は、新しい街で都会といったイメージもあるが、入り込んでみると実に『地域』らしいところ。人がつながりあって互いに切磋琢磨しながら成長していく。起業家の中にもそんな地域らしい良き文化が濃厚に残っていると感じている。だからこそ、このプログラムでは、先輩起業家、経営者に具体的なアドバイスをもらいながら、事業を加速させていく事を大切にしている。自身の事業を磨きながら、プログラム卒業後も、自走できるようなネットワークを築ける。そんなゴールを目指している」と話している。
プログラムは7月16日にスタートし、来年の2月6日に報告会を実施する。参加費は無料。「ブラッシュアップコース」、「アドバンストコース」ともエントリー期間は6月20日まで。
また、同プログラムの説明会が5月23日に、シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(中区相生町3)で開催される。時間は13時~15時。申し込み方法など詳細は「YOKOHAMA Changemaker's CAMP」ホームページで。