みなとみらい21地区のグランモール公園「美術の広場」(横浜市西区みなとみらい2)で5月31日、オーストラリア発・ショートフィルムの祭典「TROPFEST IN JAPAN 2014」が開催される。
TROPFESTは、オーストラリア・シドニーで約15万人が楽しむショートフィルム・フェスティバル。毎回世界中から700以上の作品応募があり、その中から選出されたファイナリスト16作品を上映する。観客は飲食しながら、入場無料で映画や音楽をピクニック気分で観覧し、のんびり過ごすスタイルが定着しているという。
日本での開催は初めて。当日は会場に野外映画館を設置し、TROPFEST IN JAPANのために過去アーカイブから厳選した8作品を上映する。主催はオーストラリア大使館、横浜みなとみらい21。
上映作品は、「LET IT RAIN (邦題:雨よ、降れ。)」、「MY CONSTELLATION(邦題:僕の星座)」、「SUBURBAN SAMURAI(邦題:田舎っぺ侍)」、「BARGAIN!(邦題:バーゲン!)」、「PHOTO BOOTH(邦題:写真ボックス)」、「WE’VE ALL BEEN THERE(邦題:みんなが通ってきた道だから)」、「REVIVE(邦題:人生のかがやき)」、「SUMO LAKE(邦題:スーモー ルエク)」。1作品7分以内で、8作品をリピート上映する。
会場にはケータリングカーが出店し、オージービーフのステーキ、カンガルー肉の串焼き、現地で人気のミートパイ、オーストラリアビールなどを販売。そのほか、特設ブースでオーストラリアワインの試飲会や販売、オーガニック紅茶とハチミツ、ワイルドフラワーの販売も行う。
TROPFEST事務局の前川樹里さんは「上映作品はここ数年の『TROPFEST』トップ16の中から選び抜かれたもので、シリアスなものからコメディーまでさまざまなジャンルのカラーが出ている。くつろぎながら自由に質の高いショートフィルムをお楽しみいただけたら」と話している。
開催時間は11時30分~19時。入場観覧無料。
TROPFESTは、映画監督で俳優のジョン・ポルソンさんがシドニーにあるカフェ「Tropicana Cafe」で始めたのがきっかけとなり、今ではニューヨーク、アブダビ、東南アジア、ニュージーランドなどでも開催されている。優勝作品は、映画業界の著名人達の投票により、フェスティバル当日の会場で選ばれる。過去の選考員は、ニコール・キッドマンさん、ケイト・ブランシェットさん、ナオミ・ワッツさん、ラッセル・クロウさん、ジョン・ウーさん、サミュエル・L・ジャクソンさん、キアヌ・リーヴスさんなど。