神奈川県労政福祉課は6月27日、かながわ県民センター(横浜市神奈川区鶴屋町2)会議室で、「ワーク・ライフ・バランス(以下WLB)企業担当者交流会」を実施し、県内企業22社の人事等担当者22人が参加した。
この交流会は「時間、エネルギー、そして人を大切にする働き方」としてWLBを推進している神奈川県が、企業の取組を応援する一環として年3回、実施している。
2014年度第1回目の交流会は、「ワーク・ライフ・バランスの取組を始めよう!-競争力を高めるための経営戦略として-」をテーマに、みずほ情報総研コンサルタントの小曽根由実さんが講演。WLBを推進することによる企業のメリット、効果的に推進していくためのヒントなどを語った。
その後、参加者が2~3人の6グループに分かれてディスカッションし、それぞれの企業の現状や問題点などを語り合った。まとめとして行われた各グループの発表では質問も飛び交い、小曽根さんからもアドバイスがあるなど、活発な会となった。
交流会に参加した「NTTアイティ」(横浜市中区不老町2)総務担当の松井祥三さんは「今まで自分の会社の事情しか知らなかったが、ほかの企業のみなさんも同じことで悩んでいると知りちょっとホッとした。具体的なアドバイスもいただけたので、一歩踏み出せそう」と話していた。
次回は8月6日(13時30分~16時30分)に「仕事と介護の両立を進めるために~従業員からの相談に対応するにあたって~」をテーマに、同じ神奈川県民センターで開催する予定で、企業担当者の参加を呼び掛けている。問い合わせは県労政福祉課両立支援グループ(TEL 045-210-5744)。