横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ(横浜市西区北幸1)で6月29日、全国各地の純米酒をたのしむ日本酒イベント「純米燗 初夏の宴~逸品を愉しむ~」が開催された。
純米酒を通じて、日本酒の魅力を新たに伝えることを目的にしたイベント。神亀酒造の小川原良征さんを中心とした「全量純米蔵を目指す会」の協力のもと全国21蔵の銘酒蔵が集結し、約250人の日本酒ファンが純米酒をお燗(かん)にして飲み比べ、蔵元との交流を楽しんだ。
銘柄は、酉与右衛門(岩手県・川村酒造店)、綿屋(宮城県・金の井酒造)、鯉川 (山形県・鯉川酒造)、真稜(新潟県・逸見酒造)、ひこ孫(埼玉県・神亀酒造)、昇龍蓬莱(神奈川県・大矢孝酒造)、るみ子の酒(三重県・森喜酒造場)、京の春(京都府・向井酒造)、秋鹿(大阪府・秋鹿酒造)、諏訪泉(鳥取県・諏訪酒造)、旭菊(福岡県・旭菊酒造)など。
参加者には「酒は純米・燗ならなお良し」と書かれた杯が用意され、同イベントを主催した同ホテル総支配人・久保島正裕さんの乾杯で「初夏の宴」が華やかにスタート。会場では、同ホテル料理長による特別料理のほか、うなぎパイ、しそ巻きみそ、スモークレバー、民田茄子(なす)のからし漬など各地の名産品の酒の肴(さかな)も用意され、出店蔵元の紹介や酒蔵の景品が当たる抽選会が行われた。
神奈川県からは、大矢孝酒造、川西屋酒造、泉橋酒造の3銘酒蔵が参加。泉橋酒造(海老名市)の寺田昌登さんは「泉橋酒造の純米酒は全て地元、海老名産の山田錦を使用している。辛口だがスッキリとした味わいで、お食事と共にお燗で味わうことで、酸が前に出てより酒が加速する。ぜひ地元のお米で作った純米酒を多くの方に味わってほしい」と話す。
泉橋酒造の「いづみ橋 純米大吟醸」は、そごう横浜店(西区高島2)、横浜タカシマヤ(西区南幸1)で販売している。