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タカラダ元町本店で「ノリタケ110周年展」-大倉陶園、オールドノリタケも

宝田商店専務の宝田博士さん(左)とノリタケカンパニーリミテド110周年プロジェクトリーダーの渡辺秀一さん(右)

宝田商店専務の宝田博士さん(左)とノリタケカンパニーリミテド110周年プロジェクトリーダーの渡辺秀一さん(右)

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 洋食器専門店「タカラダ」元町本店(横浜市中区元町3)で7月8日から、「ノリタケ110周年展」が開催されている。

ノリタケ110周年を記念して製作された「しろつめくさ」シリーズ

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 「ノリタケ」は国産洋食器の老舗ブランド。1904年に海外貿易を志した森村市左衛門が創業し、日本初となるディナーセット「SEDAN(セダン)」を1914年に完成。米国を中心に輸出を拡大し、世界に「ノリタケチャイナ」のブランドを広めた。

 今回の展示会は、ノリタケ創業110周年、ディナーウェア誕生100周年、グループ会社の大倉陶園創業95周年を記念して、2014年3月から2年をかけて全国約30カ所で行われる巡回展の一つで、横浜では初となる。「日本を豊寿ぐ(とよほぐ)」をテーマに、「祥(しるし)」「花」「宴」「調」「夢」の5つのテーマで制作されたノリタケ110周年記念商品をはじめ、計300点以上の商品を展示販売する。

 創業95周年展を同時開催している大倉陶園(戸塚区秋葉町20)は、1919年に大倉孫兵衛、和親父子によって創業。設立当初は、オーダーメードの食器がほとんどという芸術性の高い最高級の洋食器を生産してきた。皇室や一流ホテルでも愛用されている陶磁器は、洋食器でありながら、和風の絵柄を組み合わせた独特の雰囲気を醸し出しているのが特徴。

 また、この展示会に合わせて、明治から戦前にかけて欧米輸出用に生産されていた「オールドノリタケ」も、通常より点数を多く取りそろえて展示販売している。

 ノリタケカンパニーリミテド(愛知県名古屋市)の渡辺秀一さんは「ノリタケは、伝統技術を継承しつつ、食器としての利便性を追求し、より軽い素材の採用など新しいことにもチャレンジしている。芸術性の高い工芸品であるものの、生活の中で使われる食器なので、ぜひこの機会に多くの方に手にとってみていただきたい」と話している。

 ノリタケとオールドノリタケの展示品は1階、大倉陶園は4階ゲストルームで見ることができる。営業時間は10時~19時30分。7月21日まで。

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