メディアファクトリー(東京都渋谷区)が6月20日に発刊したご当地グルメコミックエッセー「まんぷく横浜」が人気を集めている。
福岡・九州、大阪、京都、東京、埼玉、沖縄に続く「まんぷく」シリーズ第7弾となる今回は、情報誌「dancyu」や「横浜ウォーカー」などで活躍する横浜在住フードライターの笹木理恵さんを案内人に、東京出身で調理師免許も持つイラストレーターの山本ありさんが市内38軒の飲食店を紹介。「中華街以外の中華の名店」や地元民だけが知る「いつもの味」、「激戦区のパン・スイーツ」など、独自の項目に分かれた「マンガで読むグルメガイド」となっている。
掲載店舗は、笹木さんと山本さんが約1カ月半かけてアポなし取材。みなとみらいの観光地のイメージの強い横浜だが、地元の人もそれ以外の人も楽しめる本にしたいと、横浜発祥グルメや飲み屋街・野毛など「本当の横浜」をテーマに笹木さんが厳選した。
食の専門誌でも執筆し、これまで延べ2,000軒を取材してきた笹木さんは「発祥グルメが多いのは横浜ならでは。県外からもわざわざ訪れる人の多い野毛や、女性が好きなパンやスイーツなど、幅広い店を選んだ。アポなしで行っているので、お店の人とのやりとりやたくさん種類を食べるためにスタッフと取材に行くシーンなど、そのまま描かれている」と話している。
全国の書店で販売。価格は1,100円(税別)。