ヨコハマ創造都市センター(YCC、横浜市中区本町6)で8月1日、アジアの現代アートを体感できる「Find ASIA-横浜で出逢う、アジアの創造の担い手」が開幕する。
「アジアの創造の担い手が集う場、YCC」をテーマにYCC全館を活用して行われる同企画では、さまざまな職業や立場の人が、鑑賞者や企画者といった垣根を越えて出会い、集い、交流する場を提供。東アジアのアートを軸に、カフェプロジェクトや展示、公開制作などを実施する。
1階エントランスは、案内所として「ヨコハマトリエンナーレ 2014」や「東アジア文化都市 2014 横浜」のイベント情報を入手できる。ホールでは、「コーヒーのある風景をつくる」をテーマに活動するアーティストユニット「L PACK(エルパック)」による期間限定のアートカフェ「Yokoso Cocowa Cafedesu」を展開し、早朝のモーニングや夜間のバー企画も予定する。
滞在プログラムでは、中国成都市のアーティスト、ジー・レイさんと青山悟さんが、公開制作や展示を実施。展示プログラムでは、ヘ・シャンユさん、今井俊介さん、INK MAN STUDIO、ヤン・スンウーさん、SHIMURAbros.、ヂョン・ヨンドゥさんら日本、中国、韓国のアーティストによる絵画や写真、映像、インスタレーション作品を展示する。
また、3階には、横浜に拠点を置くデザイン集団「NOSIGNER」がプロデュースするラウンジ空間「SPACE SPACE」を用意。「宇宙から見たアジアの夜景」を再現したスペースで自由に休憩できるほか、スクールプログラム「アートと写真の月イチ学校」の開催を予定している。
同事業は、日・中・韓の文化大臣会合での合意に基づいて、各国の都市で芸術文化イベントなどを実施する「東アジア文化都市」事業と、横浜市の「ヨコハマトリエンナーレ2014創造界隈(かいわい)拠点連携プログラム」の一環。
YCCの五十嵐貴子さんは「アートを鑑賞しながら、カフェやラウンジでくつろぐも良し。アーティストの制作の様子を生で見るも良し。情報センターで、近隣のアートイベントの情報を得るも良し。一度にたくさんの体験が出来る場となっている。ぜひたくさんの方に『Find ASIA』を体験していただきたい」と話している。
開館時間は11時~19時(初日は13時30分から)。入場無料。会期は11月3日まで。