日本メモリアルパーク内の帆船日本丸(横浜市西区みなとみらい2)で8月3日、「総帆展帆(そうはんてんぱん)」が行われる。
総帆展帆では、日本丸の29枚すべての帆を広げ、「太平洋の白鳥」と呼ばれた日本丸の美しい姿を見ることができる。訓練を受けたボランティアスタッフ約100人が「わっしょい わっしょい」という掛け声のもと、約1時間かけて展帆作業(帆を広げる)を行い、その後約1時間かけて畳帆作業(帆をたたむ)をする。作業は、最も高いところで海上から約46メートルあるという帆桁(ヤード)に登りすべて手作業で行う。
展帆作業は10時30分~11時30分頃、畳帆作業は14時30分~15時30分頃の予定。帆船日本丸の総帆展帆は年間約12回行われており、2014年は、9月7日・23日、10月13日・26日、11月9日にも行われる。
また、現在、帆船日本丸では、総帆展帆の協力者を募集している。活動は、日本丸のすべての帆をひろげるために、マストに登る、ヤードに渡る、帆を縛ってあるロープを解く、甲板上のロープを取扱い帆を開くなどの作業を行う。
募集対象は、9月13日・14日・27日・28日の4回の訓練に参加できる20歳以上40歳未満の健康な方。募集人数は30人で、応募者多数の場合は抽選。申込締切は8月24日。現在、総帆展帆協力者の登録者数は2,200人を超えている。申込み方法など詳細は帆船日本丸・横浜みなと博物館のホームページで。