野毛山動物園「爬虫類館」がリニューアル-青い宝石・アオホソオオトカゲも

青い宝石と呼ばれる「アオホソオオトカゲ」

青い宝石と呼ばれる「アオホソオオトカゲ」

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 横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)の「爬虫(はちゅう)類館」が耐震補強工事を終え、8月2日にリニューアルオープンした。

オープン式典でお祝いの歌を披露する野毛山幼稚園の園児

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 同園では今回のリニューアルに伴い、白を基調とした明るい雰囲気に改装。各展示場に生息地の風景写真を設置したほか、天窓を大きくすることで動物たちの好きな自然光が多く差し込む明るい館内に一新した。横浜市緑の協会30周年記念事業、西区制70周年記念事業の一環。

 爬虫類館で公開する飼育種数は約25種。国内では同園のみで見られる「ヘサキリクガメ」、沖縄の天然記念物「リュウキュウヤマガメ」、乾燥した低木林に住む「ホウシャガメ」、熱帯雨林の水辺・木の上に生息する「グリーンイグアナ」、マングローブ林に住み、動物の死体も食べる「ミズオオトカゲ」など。

 そのほか、「青い宝石」と呼ばれ2001年に新種記載された「アオホソオオトカゲ」、絶滅危惧類に指定されている「ニシアフリカコガタワニ」や「ヨウスコウワニ」、同園の非公開施設で飼育していた「バダグールガメ」、日本産のヘビが新たに加わった。ワシントン条約で保護されている希少動物で、4月に同園でふ化した「キバラクモノスガメ」の赤ちゃんも公開している。

 2日のオープン式典には、野毛山幼稚園の園児約20人もお祝いにかけつけ、唱歌「うさぎとかめ もしもしかめよ」の替え歌「爬虫類館リニューアルオープン おめでとう」を元気に披露した。

 横浜市西区長の大久保智子さんは「最近では20代から30代の女性にも爬虫類ブームが到来していると聞いている。リニューアルした爬虫類館は大変明るく、動物の姿が生き生きと見える。同園のますますのご発展をお祈りしたい」とあいさつ。また、神奈川県議会議員の加藤元弥さんは「リニューアルした爬虫類館を見て、ハリーポッターの映画で、人間とヘビが会話していた場面を思い出した。この爬虫類館にも多くの子どもたちに足を運んでもらい、動物に親しんでもらえたら」と語った。

 開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合はその翌日)。「ナイトのげやま」を実施する8月2日から31日までの土曜・日曜、8月15日の開園時間は9時30分~20時30分(最終入園は20時)。入園料は無料。

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