横浜高島屋(横浜市西区南幸1)8階特設会場で8月13日から、横浜高島屋開店55周年記念「YOKOHAMA GRAFFITI ヨコハマグラフィティ ザ・ゴールデン・カップスの時代展」が開催されている。
同展は、1964年に本牧に開店し、生バンドが演奏するクラブとして人気を博した「ゴールデンカップ」と、その専属バンドとして結成され「長い髪の少女」が大ヒットしたことで一躍スターとなった「ザ・ゴールデン・カップス」の活躍を中心に、当時の横浜・本牧の若者文化や流行のファッション、街の風景などの世相を写真や映像などで紹介している。
初日の13日には、ザ・ゴールデン・カップスのメンバー、エディ藩さん、ミッキー吉野さん、マモル・マヌーさん、ルイズルイス加部さんと、2008年に亡くなったリーダーのデイブ平尾さんの姉の平尾富子さん、ゴールデンカップの店主の上西四郎さん、若者グループ「ナポレオン党」のリーダーだった小金丸峰尾さん、ブギーカフェ店主でミュージシャンのCHIBOW(チーボー)さん、ザ・ゴールデン・カップスと親交深いタレントのキャシー中島さんらが集まり、テープカットを行なった。
会場内には60年代の本牧の写真展示のほか、山下町を中心に活動していた若者グループ「ナポレオン党」の車やファッションの紹介、「ゴールデンカップ」のカウンターや看板、ジュークボックスを再現したコーナー、ライブ映像の上映スペースなどがあり、当時の雰囲気を醸し出している。
また、横浜・本牧の音楽の流れ受け継ぐミュージシャンとしてCHIBOW、横山剣(クレージーケンバンド)、マイティー・クラウンの紹介コーナーも用意されている。
期間中は会場内特設ステージで、ゲストを招いたトークショー、横浜・本牧のディスコシーンで流行したダンスステップ「フリチャチャ」のレッスン、ミニライブなどのイベントが連日開催される。
関連販売コーナーでは、ナポレオン党プレミアムスタジャンなどのグッズ販売、ブギーカフェのイートインではハンバーガーや本牧ピザの販売も行なっている。
8月16日には、横浜タカシマヤ屋上でクレイジーケンバンドの横山剣さんとCHIBOWさんのスペシャルトークショーも開催。午前10時より横浜高島屋1階正面口で先着200人に「立ち見スペース入場整理券」を配布。同展と、毎週土曜日23時からFMヨコハマでオンエア中の「クレイジーケンバンドラジオショウ HONMOKU RED HOT STREET」番組10周年を記念して開催。
同展プロデューサーのキャシー中島さんは「1年半ほど前に、あの頃の元気だった横浜を見てもらいたいとねという一言から、みんなでわいわいとこのイベント作りを始めた。同年代の人は懐かしくて涙し、若い人にはこんな時代があったんだかっこいいねと感じてもらえたら嬉しい。1960年代の輝いていた横浜を楽しんでください」と話していた。
開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。展示は8月25日まで。入場料は、一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料。イベント詳細は、横浜タカシマヤホームページで。