「横浜」をテーマにしたアプリやウェブサービスを幅広い層から募集する参加型コンテスト「YOKOHAMA Ups!」(ヨコハマ アップス)が開催される。8月20日に、専用サイトが公開された。
応募部門は、アイデア部門とアプリケーション開発部門の2つで、プロ・アマ、個人・法人、グループを問わず参加できる。募集期間は、アイデア部門が8月20日~10月31日、アプリ開発部門が10月1日~1月31日。アプリ開発部門の最優秀作品には賞金50万円、アイデア部門の最優秀賞には賞金5万円のほか、それぞれ協賛企業から物品が贈られる。
今年は、スマートフォンのアプリだけでなく、横浜市が推進している「オープンデータ」などを活用したウェブサービスも募集対象に加えた。
全国初の公民連携アプリコンテストとして昨年初開催された「YOKOHAMA Ups!」は、関連するイベントやセミナーなどを含めると8,000人以上が参加。横浜市の課題解決や魅力発信を目指すアプリ作品やアイデアが集まったほか、地域市民や企業が交流を深めるイベントとなり、電通などが主催した先進的・模範的な共創事例を表彰する「日本のコ・クリエーションアワード2013」にもノミネートされた。アプリ開発部門では、横浜を舞台にした子ども向けの読み聞かせ絵本のアプリ「よこはまガイド絵本」が最優秀賞に選ばれた。
コンテストは、デジタルハリウッド大学大学院、パソナテックが運営するクラウドソーシングサービス「Job-Hub」、tvkコミュニケーションズが主催し、横浜市が共催する。また、俳優の伊勢谷友介さんが代表を務める「リバースプロジェクト」と、横浜の地域課題解決型WEBサイト「LOCAL GOOD YOKOHAMA」が協力して、コンテスト応募者に向けたイベント開催や情報発信などをサポートする。
デジタルハリウッド大学院の氏原大さんは「今年はさらにレベルの高い社会課題の解決策が提案されるのではないかと今からとてもワクワクしている。また、今年はPCサイトやWEBサービスも対象となり、データビジュアライズ作品なども応募できるため、より幅広く参加していただけるようになった。関連イベントの勉強会やハッカソンでも熱意あるアイデアが発表されており、地域の盛り上がりを感じている」と話す。
共催する横浜市政策局共創推進室の山中研さんは「横浜市は7月に、市が提供するオープンデータが一覧できるサイト『横浜オープンデータカタログ』を開設した。横浜市のデータを活用した、市民の生活の質の向上につながるアイデアや作品の応募を期待している」と話している。
応募規定などの詳細は「YOKOHAMA Ups! 」ホームページから。