デザインの力で障がい者のものづくりを応援するデザインコンペ「equalto award(イクォルトアワード) 2014」の説明会が8月23日、シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で開催される。
「equalto」は、「デザインによる付加価値」と「作り手にとってのバリアフリー」を両立させる商品を生み出すことで、障がい者の経済的・社会的自立の実現を目指し2013年に設立したブランド。NPO法人「ディーセントワーク・ラボ」(東京都港区)が運営し、福祉事業所で製作する商品の企画販売を行っている。
受賞作をequaltoブランドとして商品化できるデザインコンペ「equalto award 2014」の募集が9月1日に始まることに先がけて行われる今回の説明会では、コンペの目的、開催概要などを紹介する。
「equalto award2014」は、布小物、木工小物、陶器小物の3つの部門で商品アイデアを募集しており、最優秀賞1点に賞金50万円、優秀賞各部門1点に20万円、採用賞各部門1点に10万円が贈られる。また、受賞者はアッシュコンセプトの名児耶秀美さんとの共同商品化プロジェクトにデザイナーとして参画し、2015年6月のインテリアライフスタイル展へ出展、その後全国で商品販売を行っていく。商品製作には、関東近郊の7つの福祉事業所が参加する。
説明会当日は、昨年度の受賞作品のプレゼンテーションシートと実際の商品の展示のほか、equalto award2014の7つの生産協力事業所の商品サンプルも展示され、受賞後にどのように商品化されていくのかを確認することができるという。
同アワードの協賛企業・アクセンチュアの担当者は「equalto awardはモノづくりだけでなく、社会の仕組みをデザインするという2つの視点を持っており、デザインの本質に迫る取り組み。ぜひ、若手のデザイナーの方や趣旨に賛同されている方に応募していただきたい」と話している。
開催時間は11時~12時。詳細・申し込みは、横浜コミュニティデザイン・ラボのホームページで。