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カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」が会員1万人を突破

チョイモビの車輌

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 横浜市と日産自動車を中心に取り組んでいる超小型電気自動車(EV)「日産ニューモビリティコンセプト」を活用したワンウェイ型大規模カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」では、8月13日に稼働約10カ月間で会員が1万人を突破した。

「チョイモビ」を使って市内のレストランに無農薬野菜を配送

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 「チョイモビ ヨコハマ」は、横浜市と日産が協働で進める「ヨコハマモビリティ"プロジェクトZERO"」の一環として、昨年10月より、両者が中心となり「低炭素交通の推進」「都市生活・移動のクオリティアップ」「観光の振興」を目的に実施してきた。利用者は30代から40代を中心に、一般、ビジネスマン、横浜への来訪者などさまざまな層に活用されている。

 利用登録をしている会員の年齢は30台~40台が中心で全体の68%をしめる。西区・中区居住の会員が約20%で、それ以外の横浜内の会員が約30%、県外在住者が25%となっている。利用状況は、時間は約16分、移動距離約3キロメートルの利用が多い。

 みなとみらい21地区、横浜駅周辺、馬車道・関内、元町・中華街エリアなどにステーション63カ所(131台分)を設置し、70台の「チョイモビ」が稼働している。また、8月1日に開幕した現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2014」の開催に伴い、会場となる横浜美術館、新港ピアのほか、関連イベントが行われている「BankART studio NYK」や、アートプログラム「黄金町バザール」会場周辺にもステーションが設置され、アート展の会場をチョイモビで移動することができる。

 また、植物栽培用LED照明の開発・製造を手がけるキーストーンテクノロジー(横浜市中区太田町5)は4月から、自社植物工場で栽培した完全無農薬野菜を市内のレストランに納品する際に「チョイモビ」を活用している。

 「チョイモビ ヨコハマ」は、実証実験事業として9月末で終了する予定だが、利用者からは「10月以降も延長してください」「ステーションをもっと増やしてほしい」「全国展開して下さい」という声が出ているという。

 横浜市温暖化対策統括本部の担当者は「乗る場所と降りる場所を別々に選ぶ事もでき、移動手段の幅が広がった。観光目的でお使いの方も多く、横浜の魅力アップに貢献できていると感じている」と話している。

 今回の1万人突破を記念して、8月31日まで、すべての会員を対象に「10分無料キャンペーン」を実施する。期間中10分間の料金が無料になる。キャンペーンについての詳細はホームページで。

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