ローズホテル横浜(横浜市中区山下町77)は中秋節の9月8日、1階ロビーに展示している直径1メートル、重さ約60キロの巨大月餅「中秋大月餅」を切り分けて、無料で配布する。
中秋大月餅は、中には黒あんと満月に見立てたアヒルの塩漬け卵の黄身が入り、表面には重慶飯店創業55周年を記念したデザインが施されている。同企画は日本の十五夜にあたる「中秋節」の行事で、中国で月餅を食べる風習がある中秋節にあわせて毎年開催されている。巨大月餅は約300人分に相当する。
当日は、11時30分から1階ロビーで巨大月餅を切り分け、先着300人に無料配布する。展示期間中は、宿泊券や食事券、中華菓子などが当たる中秋節・大月餅に関するクイズも実施。同ホテル1階の重慶飯店売店では、通常サイズの「豆沙蛋黄(トウサタンファン)月餅」(713円)を限定販売している。
また、同ホテルでは同日、重慶飯店55周年記念事業の一環で「シェフたちの餐宴中秋節の夕べ」を開催。重慶飯店の陳一明調理部長をはじめとする9人の料理長が個性豊かな料理をコース仕立てで提供する。料金は16,000円。売り上げの一部は神奈川新聞厚生文化事業団への寄付に充てる。
ローズホテル横浜の山根愛子さんは「今年で21回目を迎える大変人気のあるイベント。中国には中秋節の満月の夜に月餅を食べると、幸せになるという言い伝えがある。巨大月餅は9月8日まで展示しているため、ぜひ重慶飯店の工場で作られた特大中秋月餅を目で見て味わってほしい」と話している。