野毛本通り(横浜市中区野毛町)で9月13日と14日、「2014 野毛 ジャズde盆踊り」が開催される。
ジャズの名曲で盆踊りをする同イベントは、国内最古のジャズ喫茶「ちぐさ」があることや、2010年に横浜市歌に踊りを付けた「よこはまアラメヤ音頭」をプロデュースして横浜各地に浸透させてきた実績を踏まえ、野毛からジャズを発信する目的で企画された。今年が初開催。
野毛本通りの約200メートルを歩行者天国にして、ジャズの名曲「Take the "A" Train(A列車で行こう)」を盆踊り風にアレンジした「A列車音頭」や、ジャズのスタンダードナンバーの生演奏、横浜市歌を盆踊りにアレンジした「よこはまアラメヤ音頭」、幕末から明治維新にかけての流行歌「ノーエ節(野毛山節)」にあわせて、路上に設置するステージを囲んで盆踊りを踊る。
通りには、野毛の飲食店14店舗や、2013年のB級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」で優勝した福島県浪江町の「なみえ焼きそば」などがフードやドリンクを提供する。
野毛エリアのジャズスポット4店(ジャズ喫茶ちぐさ、ダウンビート、ドルフィー、リトルジョン)では、横浜で活動する著名なプロジャズバンドによる演奏や、野毛発のジャズ専門レーベル「CHIGUSA Records」による、優れた新人を発掘し表彰する「ちぐさ賞」の選考ライブが行われる。
そのほか、都橋をはさんだ野毛町と吉田町の青年部の30人×30人が長さ50メートルの綱で行う「大綱引き大会」や、横浜で生まれたサンバ愛好者団体「エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ」のパフォーマンス、ブルースギタリスト・林あきひこさんの都橋商店街案内ツアー、若手アーティストによる映像投影などのさまざまなプログラムが予定されている。
同イベントの総合プロデューサー・柴田浩一さんは「日本を代表するピアニスト今田勝トリオによる『A列車音頭』のジャズ盆踊りの生演奏のほか、ライブハウスでは第一線のプロミュージシャンのジャズライブが楽しめる。ドルフィーで行う新人発掘の瞬間に立ち会う『第2回ちぐさ賞選考ライブ』は入場無料。週末は野毛でどっぷりとジャズ漬けになってほしい。合い言葉は『ジャズボン』で」と話している。
開催時間は15時~20時。観覧無料(ライブハウスは入場料1,800円)。詳細は公式ホームページで。