中区住吉町で9月21日、クラフトビールと日本酒、神奈川のグルメを楽しむ「住吉町入船通り 秋まつり」が開催される。
東日本大震災の復興支援と地域活性化を目的に2011年から毎年開催している「神奈川地ビール&地元フード祭」の流れをくむ企画。今年から開催エリア・内容ともにスケールを拡大し、町内会の祭りとして再スタートする。主催は住吉町町内会。
当日は「地元神奈川の地ビール VS 日本全国の日本酒夢の対決!」と題し、住吉町を横断する入船通り沿いに3つのエリアを設け、回遊性を高めるさまざまな催しを行う。
横浜スタジアム側「2~3丁目エリア」(丸十酒店前)では、全国の日本酒蔵による50種の地酒と地元商店によるフードを販売。日本酒の予定銘柄は、雨後の月(広島)、辻善兵衛・桜川(栃木)、姿(栃木)、津島屋(岐阜)、上喜元(山形)、秀峰(山形)、奈良萬(福島)、蒼斗七星(島根)、古伊万里(佐賀)、伊予賀儀屋(愛媛)、亀泉(高知)、作(三重)、武勇(茨城)ほか。
「4丁目エリア」(関内ホール前)では、横浜ビール代表取締役社長の太田久士さん、大川印刷代表の大川哲郎さん、シーズコーポレーション代表の多賀谷彰さんらによるブルースバンド「O'z」の演奏や、地元野菜販売、「守りたい・子ども未来プロジェクト」ブースでの東日本大震災の支援活動紹介を行う。
「6丁目エリア」(横浜ビール直営レストラン「驛の食卓」前)では、神奈川の地ビールやフード販売のほか、縁日コーナーを設置。フードは、橫浜家系ラーメン(鶴一家)、チャーメン(海彦)、浜焼き各種(まるう商店)、炭火焼きバーベキュー(グリーン)、横濱ナポリタン(美濃屋あられ製造本舗)、もつ煮込み(大ど根性ホルモン)、自家製ハム・ソーセージ(ブーシェル)、横浜産ミルクを使った自家製アイスクリーム(オーガスタミルクファーム)など。クラフトビールは横浜ビール、厚木ビール、箱根ビール、福島路ビールが出展する。
住吉町入船通り秋祭り実行委員の太田久士さんは「東日本大震災のあと『絆』の大切さが叫ばれたが、都会の中ではなかなかつながるきっかけがつかめない。今までにないイベントを手作りで開催することで、町の活気や『絆』を再確認するチャンスになればうれしい」と話している。
開催時間は11時~19時。入場無料。