横浜市建築局はBUKATSUDOホール(横浜市西区みなとみらい2)で9月19日から、既存住宅の「省エネルギー改修」などについて学ぶ「よこはまエコリノベーション・アカデミー」を開催する。
今回が初開催となる同アカデミーは、環境性能や住宅の機能・価値を高めるエコリノベーションについて学ぶ3回の講座を実施する。横浜市建築局が推進する「住まいのエコリノベーション推進事業」の一環。
第1回は市内の設計事務所、施工会社等の工事実務者向けに、エコリノベーションの実態などについて、横浜国立大学大学院准教授・江口亨さん、「みかんぐみ」を主宰する竹内昌義さん、NENGOの小沢彰久さんを講師に招き話を聞く。
第2回は、住宅所有者などに向け、さまざまな自宅のリノベーションの可能性について、「リビタ」の内山博文さん、「佐々木設計事務所」代表・佐々木龍郎さんが紹介する。
第3回は、住宅事業オーナー向けに、「シェアハウスとエコリノベーション」「賃貸事業とエコリノベーション」などの視点から講義をおこなう。講師は佐々木龍郎さん、「NENGO」不動産統括マネージャーの和泉直人さん、「ひつじインキュベーション・スクエア」代表の北川大祐さん。
建築局住宅部住宅政策課の鈴木章治さんは「今回のアカデミーで、省エネ改修を広く市民に普及啓発することで、市内の既存住宅の省エネルギー対策が進み、低炭素社会が実現していくことを期待している」と話す。
セミナー全体のコーディネーターを務めた佐々木龍郎さんは、「エコという言葉もリノベーションという言葉も分かりにくいところがある。さまざまな分野の専門化から学んで欲しい。今回は、プロジェクトのキックオフ。今後も少人数のスクール形式による個別セミナーなど、さまざまな形式の学びの機会を作っていきたい」と話している。
開催は、第1回=9月19日17時から19時30分、第2回=9月23日10時30分から12時30分、第3回=9月23日13時30分から15時30分。参加費無料。定員は各回80人。申込み方法など詳細は横浜市建築局のホームページで。