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カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」が1年延長-グッドデザイン賞も受賞

1年延長が決定したチョイモビ

1年延長が決定したチョイモビ

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 横浜市と日産自動車(以下日産)を中心に取り組んでいる超小型電気自動車(EV)「日産ニューモビリティコンセプト」を活用したワンウェイ型(乗り捨て可能な)カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」は、昨年10月より1年間の期間限定で実施してきた実証実験期間を、更に1年延長することを決定した。第2期は11月1日から2015年9月末まで。

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 「チョイモビ ヨコハマ」は、昨年10月より、横浜市と日産が協働で進める「ヨコハマモビリティ"プロジェクトZERO"」の一環として「低炭素交通の推進」「都市生活・移動のクオリティアップ」「観光の振興」を目的に実施してきた。

 「チョイモビ」の会員数は当初計画の目標数10,000人を超えた。会員の内訳は横浜市内が半数を占める一方、県外からの登録も1/4を占め、横浜を訪れた際の移動手段として認知されてきている。国土交通省から「超小型モビリティの導入促進」事業の支援を受けており、全国に先駆けた成功事例を創出するために、第2期の1年間を、第1期の課題解決に向けて運営していきたい方針だ。

 10月からの実証実験第2期では、この第1期の利用実績をもとに、横浜市を中心に地元企業、商店街、公共交通機関との連携をさらに加速させ、今後地元のサービスとして自立できるビジネスモデルを構築できるよう目指す。

 2年目の変更点は、横浜在住者や法人の利用促進による平日の稼働率向上、利用料金の見直しや協賛企業の募集、ステーション配置、車両台数の最適化など。車両台数は現在の70台から50台に、ステーションは63カ所から60カ所に減らし、効率アップを図る。

 新料金体系は、会員登録1000円で、個人の利用状況にあわせたプランを用意する。手軽に利用できる月額会費無料で1分30円の従量制と、月額会費1000円・無料利用50分(無料利用時間以降は1分20円の課金)の2つのプラン。10月21日まで既存の料金体系を継続し、11月1日から新料金体系に移行する

 また、関内地区で植物工場事業などを営む「キーストーンテクノロジー」が、レストランに野菜の配達を行う際に「チョイモビ」を活用するなど、市内企業による活用例があることから、法人向け料金プランも導入する予定。

 日産自動車経営戦略本部プロジェクト企画部主担林隆介さんは「当初の予定より早く会員数10,000人を突破することができ、うれしく思っている。運営主体である横浜市様だけでなく、会員の方を中心に多くの企業・団体などのご理解・ご協力があったから。今後も、横浜という歴史的建造物や最新の観光スポットが混在する街にとけこんだ全国でも稀なこの取り組みの魅力を、ここ横浜から発信していきたい」と話す。

 また、「チョイモビ ヨコハマ」は10月1日、日本産業デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」に選出された。「新たなモビリティを提供していると共に新しい観光のあり方を提示している」ことなどが評価されて「公共用のサービス・システム」枠での受賞となった。

 問い合わせは「チョイモビ ヨコハマ」運営事務局(TEL 0120-458-023)まで。

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