山下公園(横浜市中区山下町279)で10月18日と19日、第12回横浜インド祭「ディワリ・イン・ヨコハマ2014」が開催される。
ディワリ・イン・ヨコハマ2014のコンセプトデザインの「マンダラ」
ディワリ・イン・ヨコハマは、インド文化の紹介や在日インド人との交流を目的に2003年にスタート。今年は「FOR OUR GOOD EARTH」をテーマに、本場アーティストによるダンスやコンサート、キャンドルナイトなどさまざまな催しを行う。動員目標は2日間で23万人。
ステージには、ボリウッド映画女優でダンスアーティストの板倉リサさん、シタール奏者の辰野基康さん、ベリーダンサーのビアンカさんが登場するほか、在日インド人によるダンス・音楽、インド古典舞踊、ボリウッドダンス、港町ヨコハマ発無国籍ダンスなどを開催。キャンドルライトによる「ディワリ光のロード」でフィナーレを飾る。
会場では、本場インドのカレーやタンドリーチキンを提供するほか、インドの民芸品や家具、民俗衣装を展示・販売する。
ディワリ・イン・ヨコハマ2014実行委員会事務局長の大場多美子さんは「来年は横浜ムンバイ姉妹都市50周年。今年はそのプレイベントとして、横浜とインドのつながりを紹介する歴史展示も行う。光りのお正月祭りを通して、子どもたちにも豊かな心と夢と希望を持てる光りを届けられたら」と話している。
会場は山下公園・おまつり広場。開催時間は10時~19時。入場無料。雨天決行。
ディワリは、「光の祭典」とも呼ばれるインドの新年を祝う祭り。インドでは、各住居の門塀にランプをともし、壁や木をライトアップさせる風習がある。横浜市はインド商人が1863年に日本で初めて営業拠点を設けた都市で、インドのムンバイ市と姉妹都市提携を結んでいる。山下公園の西端には在日インド人協会から1937年に寄贈されたモニュメント「インド水塔」があり、横浜の近代建築として高く評価されている。
シネマ・ジャック&ベティ(中区若葉町3)では、600万分の1のお弁当から生まれるヒューマンドラマを描いたインド映画「めぐり逢わせのお弁当」(2013年、リテーシュ・バトラ監督)を10月17日まで上映している。