野毛の動物園通りに先月オープンした飲食店「日本酒とおばんざい hanasaku」(横浜市中区花咲町2、TEL 045-325-9215)が、女性を中心に人気を呼んでいる。
同店では、きき酒師であるオーナーが選ぶ20種類以上の日本酒とともに、京都のお総菜「おばんざい」をテーマにしたメニューを提供する。築50年以上の建物を改装した店内は、古材の風合いを生かしてデザインした明るい雰囲気。店舗面積は約30平方メートル。席数は17席(カウンター7席、テーブル10席)。
同店のメニュー表では、日本酒が初めての人でも楽しめるように、日本酒が持つ個性ごとにお酒を4つの分類(薫酒、熟酒、爽酒、醇酒)に分けて記載。10月1日のオープン以来、女性客がリピートする新感覚の日本酒のお店として注目を集めており、きき酒師におばんざいと相性のいい日本酒の相談もできる。
銘柄は、14代 本丸 秘伝返し(450円)、田酒(450円)、新政 No.6 S-type 純米吟醸生(480円)、美丈夫 吟醸 麗(380円)、日高見 純米 超辛口(380円)、竹鶴(350円)、玉川(420円)、出羽桜 枯山水 3年(480円)など。価格はいずれも90ミリリットル。入荷状況により異なるが、常時20種類以上の日本酒をバランス良く取りそろえる。
おすすめメニューは、アンチョビ塩辛(480円)、トマトの炊いたん(580円)、焼きポテトサラダ(480円)、鴨ロースと焼き葱(680円)、タコのカルパッチョ(580円)、焼き霜ハモの梅肉のせ(680円)、hanasaku 鶏茶漬け(380円)、宇治抹茶あんみつ(480円)など。そのほか、日替わりおばんざいメニューなども用意する。
同店を運営する岡市俊英さんは「日本酒を女性や若い方にも、もっと飲んでもらいたいという思いからオープンした『日本酒とおばんざい』のお店。1杯90ミリリットルの少量のため、いろいろな日本酒を飲み比べられると思う。日本酒が好きな方だけでなく、これから日本酒を飲んでみたい方や、ちょっと日本酒が苦手という方にこそ気軽に足を運んでいただき、日本酒を『おいしかった』と思ってもらえたらうれしい」と話している。
営業時間は16時30分~24時。